アランチューリングが数学者じゃないと思っている人がいるのだろうか?
彼は天才数学者である。
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問題文
→《statement》化(一般化;手続き(具象)からの言及→多様なアイデア:算数)
→《formula》化(抽象化;代数構造からの記述:数学↔「九九」ではない)
問題文に在るobjectとcommandで、《statement》を作ろう。
ー定義文と命令文(どちらも、読み下し文)
(掛け算順序の問題は、《statement》の問題であって、《formula》の問題ではない。)
例題(PISA問題)
ー結局、「プログラム問題」として、解かせるのが一番わかりやすいのではないだろうか。つまり、所与の図は「プログラムの目的」であって、「図を選ぶ」ことを意識させずに、問題文のstatementを読み取って「図を描かせる」ことを意識させる(結果として、所与の図の中にそれと同じものがあるかどうか)。
私たち大人は、子どもたちが「35%」から考えた時に、眉を顰められるだろうか。私たち大人だって、与えられた図を、考えるための条件として受け取ってはいないだろうか、それは目的であるというのに。これは読解力の試験であって、与えられた条件は、テキストの中にしかない。答えはすでにして与えられている、わけではなく、自ら導き出すほかないのである。新聞で、この結果を評した知識人の意見を読む限り※、正しくそのように理解している者は見当たらず、だとすれば、子どもたちはいったい大人から何を教われるというのだろう。
ただ、唯一正しい意見があった。文科省の「これが妥当な実力だろう」という評価である。そのような大人がそのような教育しか施していない結果なのであるから、まったく正しい意見である。しかしこれは、教育の質の向上の放棄である。
※ただし、プログラム教育の重要性を指摘した方はいらっしゃって(国立 研究所の さん)、結局、それがもっとも子供たちに理解されやすい教授法になるのではないか、と私も思う。
【問題点】
〇問題文の忠実な追跡(行為準則)で終わっている。
→問題文の意味。問題文は行為手順の指示か(行為準則型問題に対応)、条件提示か(意味判断型問題に対応)。
〇継時処理タイプ(統合型問題)の理解に偏っている。同時処理タイプでは、意味判断型問題(分析型問題)で理解する。
〇排除思想が隠されていて、権力的である。
〇行為準則型の問題は、「問題文」として提示された指示書の読み取りの問題であって、アルゴリズムの理解に役立っているか、検討する必要がある。
〇[定義(標準化)]→[実行(レシピ)]の順で(問題文を読み取り)記述する約束を持つにしても※、それをどう受け取らせるか、再考の必要はある。
※つまり、このような類型の典型的な表現は、「『大匙 5杯』は(何グラム)」ということである(ここで要請されるのは、標準化の必要性或いは必然性である。「1皿につき3個」と表現する、標準的な問題文で混乱するのは、この必要性或いは必然性の感受不足のためであるー「大匙」には料理するとき大いに意味があるが、「1皿につき3個」は次の単元である「単位」にスムースに入りやすくする配慮のみがあって、そうすることの必要性、必然性が、「問題文は指示書である」とする(所与の制限を付与する)以外に与えられないため、他のアルゴリズムを否定できない)。このような問題が特殊と考えてはならない。「2足す2は、4」「2掛ける3は、6」の次に習うこととしては、順当である。
「算数」という思想ー算数の問題に潜む権力と排除
[新着記事] 学習まんが「記号とアブダクション」を、エクリの記事として公開しました。https://t.co/kAaLi7Ih3K
— ÉKRITS / エクリ (@ekrits) 2016年11月8日
「アフォーダンス」と同じく、わかりそうでわかりにくい「記号」と「アブダクション」について、耕太くんや里音ちゃんと再び楽しく学んでみてください!
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『2+2=4という命題には、足し算を表す帰納的述語が含まれている。』
(p171 第6章ウィーンのゲーデル 証明の結尾)
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