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『 重光葵と大東亜共同宣言ー戦時外交と戦後構想ー』
波多野澄雄,日本国際政治学界編「国際政治」第109号「終戦外交と戦後構想」,1995/5
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokusaiseiji1957/1995/109/1995_109_38/_pdf
〇戦争による国家改造論(主張の一般性)
戦後構想とは一般的なものか
〇戦争目的の再定義(主張の一般性)
〇軍部と外務省に世界観(社会経済構想の思想的枠組み)の違い、思想対立はあるか
尊王攘夷か開国か、容共、反共、親ソ、反ソ
〇重光葵と東条英機のプロファイル
戦争ももちろん対抗的であるが、戦争周縁もいつでも対抗的である
そうであって、日本はいつでも、アメリカの後手(批判的文脈追認)に回っていた
カラーコード戦争計画 - Wikipediaと大西洋憲章 - Wikipedia
帝国国防方針 - Wikipediaと大東亜共同宣言 - Wikipedia(大東亜会議 - Wikipedia)
「大東亜宣言は敗戦後のための言い訳」論は、戦争責任者による戦後の言い訳か
ー重光による、責任回避と言い訳の仕方、その一般化(戦後の国民の受容と浸透)
戦後ですら、後手(非批判的文脈追認)である~戦後神話の始まり
アメリカ人は、どう計画するのか
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日本人は、どう受け取るのか
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ブロック経済が世界経済の主流だった。だから当然、日本のエリートも目指した。その当時の最高のエリートは、軍部にいただけである。
だからこそ実は、エリートは、ブロック経済からの脱却を、"その後"、目指すこともできたはずなのである。
結局は、世界の様相が、日本に内部に映し出されていたのである。重光と東条、或いは軍部との、イデオロギー闘争として。ただ、東条はいち早く、彼の「敗戦」を、大東亜会議で迎えていた。
我々は、焦土作戦、ゲリラ戦、亡命政府ではなく、国土、国民、天皇を護ったのである。
日ソ不可侵条約破棄は、おそらくスターリン最大の失敗だろうと思う。
日本のソ連への傾倒は、「ふつう」ではなかったし、終戦工作の調停で「半ば」ソ連陣営に引きずり込んだうえで、(おそらく生じるであろう)内部の政治的混乱に乗じて、東欧に対してそうであったように、落ち着いて北海道から侵攻すればよかっただけである。なぜ、彼は、焦る必要があっただろう?その後の世界を見渡すと、そんな必要はなかったのである。時間はますますスターリンに有利に働いたはずである。
この結論はまだ早いな。