蜜柑

ターメリック・スープを飲みながら、考える。

「そうしてわたしはもういちどききたいとめでたずねてそうよそうしてかれがわたしにたずねてそうよぼくのやまのはなよどうかそうよといってとはじめにわたしはかれのまわりにうでをまわしてそうよかれをだきよせてわたしのむねのにおいをかんじられるようにそうよかれのしんぞうがたかなってそうよわたしはそうよといってわたしはそうよ」
問 この状況を四コマ漫画を用いて説明せよ。


と云うのは、バカロレア - アンサイクロペディアの問題で、1~3コマをラップに、4コマ目を麻雀(フリテンチョンボ)にする漫画で「解答」したことがって、あとで知ったが、マルコフ連鎖始まりは、ロシアの作家プーシキンの小説『エヴゲーニイ・オネーギン』に現れる文字列の確率的なつながりの研究であったらしい(アンドレイ・マルコフ - Wikipedia,マルコフ性 - Wikipedia)。もちろん、よくわかっていないのであるが。

貴方の部屋がさびしすぎるからみかんを一つ置いてきましたが食べないで下さい」と言うときの女性の心理状態を正確に類推せよ。


という問題を見て、ここで述べられていることは「違和感」と「小さな抵抗」だろうか、と思いそれなら、セザンヌの画※1だろうか、と考えてみたが、歌詞をクリックすると「大竹しのぶ」の作成中のページに飛ぶ。
大竹さんは、あの阿久悠作詞の「みかん※2」という歌を歌っていたらしくて、その歌詞は芥川龍之介の「蜜柑※3」をモチーフにしていたらしい。芥川の小説は、実に芥川らしく、転換の美しい小品であり、阿久悠はそれを咀嚼して別の場面を描いて新たな解釈を与え、芥川の小説に息を吹き込んでいると感心したことである。
※1『リンゴとみかん』ポール・セザンヌ-主要作品の解説と画像・壁紙-
※2 j-lyric.net 大竹しのぶ みかん歌詞
※3 青空文庫

そうして

もし、君がタイムマシンに乗って数百年をさかのぼり、君の三代前のおばあさんを殺したとしたら、現在の君はいなくなると思うか。


という問題に対しては、そう言えば、こういう問題に対しては「可能世界(の重なり)」ばかりを考えるのであるが、「非可能世界(の重なり)」という別の形式の「世界」(を抱合する、より大きな情報で記述される「宇宙」)があって、それへの転換と「逆ℵ」があってもよいではないか、と思った次第である。
ちなみにこの問題をクリックすると、寺山修司 - アンサイクロペディアに飛ぶ。なぜかは知らないが。
宇宙 (数学) - Wikipedia
グロタンディーク宇宙 - Wikipedia


売れているらしい。読んで勉強するべきだろうか。

なんかすごい紅白だったんだな。歴史に残る。

彼には、2016年みかん大賞を授賞します。

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