男と秘密だらけの戦前戦中戦後史

 女は出てこない。

近衛師団参謀終戦秘史 第五版

近衛師団参謀終戦秘史 第五版

 
秘録・日本国防軍クーデター計画

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大東亜戦争全史

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大本営陸軍部戦争指導班 機密戦争日誌

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大本営機密日誌

大本営機密日誌

 

 資料の見方について、どこまで正規に訓練を受けたかわからず、どこまで信用してよいかわからないが。特に、青強調に関しての、文献上の根拠は何だろう?

『しかし種村と原の言葉とは裏腹に、大本営機密日誌は、「帝国を中心とする世界戦争終末方策」(昭和18年3月25~31日)、大東亜戦争終末方策(昭和18年9月16日)、今後採るべき戦争指導の大綱に基く対外政略指導要領案(昭和19年8月8日)、今後の対ソ施策に対する意見(昭和20年4月29日)など種村ら戦争指導当局が作成した重要な戦争指導資料の存在を故意に隠蔽している。  

何のことはない、この大本営機密日誌とは、タイトル通り、種村らが赤い革新将校として尾崎秀実の謀略構想そのままに東亜新秩序-日ソ中(延安の中国共産党)三国共産同盟の実現を画策していたという史実を隠蔽する為の「大本営発表」なのだ。  

だから大本営機密日誌には、以下の通り、実に判り易い改竄が施されているのである。』
虚偽だらけの大本営機密日誌―真実を雄弁に語る虚偽: 森羅万象の歴史家
日本のベトナム化ーソ連化の可能性に興味がある私としては。
大東亜戦争」は日中戦争から朝鮮戦争ベトナム戦争まで含めんとあかんよ、そうした汎アジア主義に立脚する「大東亜戦争史観」じゃないと。実際に「新ベトナム人」として戦ってもいるんだし。太平洋戦争史観は、ナショナリズムであるし、国際的な国民国家イデオロギー(反インターナショナルな、分断統治)なんだし。まったく。ドゴールが聴いたら笑いだすのではないか、と(自他ともに認める世界最強の陸軍は、頓珍漢な間に合わせ軍隊のドイツ軍の電撃戦と情報戦※oに、如何に負けたかと※、如何に平然と国民を犠牲にして、フランス政府は屈しなかったかーあっさり負けを認める方が珍しいのか?国土=国家ではなく、国民=国家ですらなく、政府=国家??だから、「ひとつの中国」(と、その反対としての「二つの中国」)も「憲法9条」もわからないー9条の予定しているのは、国連軍(その中立性の棄損により、代替的な米軍)か、国民の自発的な、ゲリラによる自衛組織=「自由日本軍」による、或いは玉砕か※q、白旗(併合※)か、白旗を掲げることすらできない(ジェノサイド)か―法=「線引き」と勘違いしていると、これまた、わからない。※p9条擁護者でかつ米軍否定派は、韓国併合とハワイ併合を、どう理解しているのだろう?)。

※o 情報戦と言えば、ノモンハンでは勝ったのに、当時から「負けた」と言われ続けているのも、一つの情報戦である。

※p それで、このドイツに勝つのが、アラン・チューリングのイギリスとスターリンソ連なんだよ。つまり、もっとも先進的な戦術ともっとも「野蛮」な軍隊が勝った。どれくらい野蛮かというと、比肩できるのは古代中国の呉くらい野蛮だった。今日の将棋、囲碁の「電脳戦」じゃないけれど、相手が人間なら、勝てる、というね、いずれにしても。フランスの敗北も、その点で大事で。この当時、今の将棋や囲碁と同じように、ゲームとして「成立」したってこと。その後、ドイツの兵器はアメリカとソ連に行き、スターリン毛沢東を指導し、それだけではなく毛沢東はさらに野蛮な戦いを展開するのだけれど、アメリカは毛沢東に勝てなかったし、大日本帝国を沈めた戦術の延長で戦うも、大日本帝国の残滓であるベトナム・ゲリラにも勝てなかったわけで、中国とベトナムなら、ここでもベトナムは辛勝するわけだ。

※q 言葉の政治ー「一億総玉砕」の意味
国民全員の死亡の非排除性を指すのか(損耗率1.0)、任意性を指すのか(損耗率0.6~0.8程度ー損耗率0.9だろうと、勝ちは勝ち、と考えるのが、義経(純粋軍人)的戦術眼で、それでは、勝つ意味がない、と考えるのが、頼朝(政治家)的戦術観である。なぜ、これが大事かと云うと、政府の亡命(「国家」の延命)指向と戦後復興見通しに係るからであるー義経(純粋軍人)にとって戦後復興は直接関心がない※r)、すなわち、本土線に向けて一億総必死か一億総決死か。つまり、近代的総力戦(の銃後の兵站基地)から現代的ゲリラ戦ー非対称戦(の戦場)への戦術転換の宣言だったのか(初出から調べた資料を当たるほかない)。第9師団の沖縄戦投入の予定変更と瀬島隆三の敗戦工作(ソ連工作)。列島全土を「沖縄」にすることは、なぜ、忌避されたのか。その「君子豹変」たる判断が国民全体に対しては合理的であり、実際に多くの国民を救ったとしても、「損切り」された沖縄島民の不公平感が、戦後の国内政治に与えた政治的影響は。

※r そこに、スターリン毛沢東の(日本人から見た)恐ろしさがある。「万歳突撃」は、「神風」と違って、恐怖の対象とならなかったのは、非効果的だったからで、非効率的だったからではない。毛沢東のやったような「10億総突撃」という、巨大な非効率性は、心胆寒からしめるのである。実際、朝鮮戦争では、馬鹿馬鹿しほどの突撃を繰り出し、勝利しているのである。毛沢東は、軍人として、勝ちに専念できたのである。中国人ほど「野蛮」になれず、日本は中途半端に「都会的」であったと言える。スターリン毛沢東に共通しているのは田舎者ということであり、エリート外のたたき上げということであり、ついでに言えば、その言動が野卑であり洗練されていなかった、ということである。

 しかし、自ら騙される軍部、ということは、あったので。

大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 (幻冬舎新書)

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 『共産主義に人類の理想を見出した尾崎秀実の挫折を、弟てある著者が万感の思いを込めて描いた力作。』( 理想主義者の挫折 投稿者 元ビジネスマン 投稿日 2015/2/15)

ゾルゲ事件: 覆された神話 (平凡社新書)
 
キム・フィルビー - かくも親密な裏切り

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ヴェノナ

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Venona: Decoding Soviet Espionage in America (Annals of Communism)

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「決号作戦」とベトナム独立戦争。戦術指導に違いはあったか。
「決号作戦」は誰が起案したのだろう。

日本本土決戦―知られざる国民義勇戦闘隊の全貌

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本土決戦―幻の防衛作戦と米軍進攻計画 (光人社NF文庫)

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クァンガイ陸軍士官学校―ベトナムの戦士を育み共に闘った9年間

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『ベトミンに加わった旧日本軍人は、各地に自然発生的に生まれた民兵・ゲリラの訓練に当たるのが最初の、また一般的な奉仕形態であった』
ベトナム独立戦争参加日本人の事跡に基づく日越のあり方に関する研究

 

帝国陸軍の影響と毛沢東の影響の配分が知りたいが、よいものがない。

人民の戦争・人民の軍隊―ヴェトナム人民軍の戦略・戦術 (中公文庫BIBLIO S)

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愛国とは何か: ヴェトナム戦争回顧録を読む (学術選書)

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戦略論大系〈7〉毛沢東

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遊撃戦論 (中公文庫)

遊撃戦論 (中公文庫)

 

☝掲載の『遊撃戦論』とは別に、『遊撃戦』という著作もあるらしい。 遊撃戦展開時の、スターリンソ連の兵站支援の役割を知りたいのだけれど。
毛沢東の戦術解説には、プロパガンダの入り込まないものがなく、どう判断すればよいのか。

毛沢東 日本軍と共謀した男 (新潮新書)

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公に日本軍に感謝する毛沢東。 
赤軍兵士になった人もいる。遊撃戦後の普通戦の将校が必要だったのだろうか。

中国残留日本兵の記録 (同時代ライブラリー (203))

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陸軍中野学校は、スパイ養成学校としてあまりに有名だが、後期は遊撃戦指導に力を入れたらしいー本当か。

無謀な参戦を決めたのは、なぜか。

毛沢東の朝鮮戦争―中国が鴨緑江を渡るまで (岩波現代文庫)

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日本の戦争被害がいかに小さいか。👇国家の存亡を賭けるとはこのことであり、太平洋戦争ではまだ国家の存亡など賭けてはいなかったのである。

朝鮮戦争の起源 1―1945年―1947年 解放と南北分断体制の出現―

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朝鮮戦争の起源 2【上】―1947年―1950年 「革命的」内戦とアメリカの覇権―

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太平洋戦争、朝鮮戦争ベトナム戦争の被害の比較と(戦前の戦力を比較し、展開を予想したうえでの※s)対アメリカ勝利の度合いとソ連の関与の度合いを比較すると、興味深い結果が得られるかもしれない。アメリカに勝てる と思うのが夢だったのか、アメリカに負けると思うのが夢だったのか。頭の中に都合の良い理想を描いて信じ込んでいるのは、どちらか、話はそれからである。
※s 太平洋戦争のモデルとして「電撃戦」「情報戦」を戦ったドイツの、対フランスについても


ママラホエ - Wikipedia
カメハメハ1世 - Wikipedia
「武士道の精神」共有した日米
―戦後70余年、「歴史の負」から脱却できない中・韓の民族的悲哀―

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