こういう差別が「普通にある」ことを見ると、つくづく、村上春樹がノーベル文学賞を受賞しなくてよかった、と胸をなでおろすのである。彼の文学は、戦前の海兵国語と同じ文脈の正当性を独占する※「頸木文学」で統制的であり、ファシズムに通底するのであるから(いずれ、海兵入試の国語の問題と、構造的に同じであることを…