要は、佐藤さんが言いたいのは、「外部性」のことなんじゃないかな、と思って。
- 作者: デイヴィッド・ミーアマン・スコット,ブライアン・ハリガン,糸井重里,渡辺由佳里
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/12/08
- メディア: 単行本
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知財の外部性について、『経済セミナー』で特集してなかったか、見てみたが、見つからなかった。特許に関して、保護期間を(過度でなく、あるいは認めないのではなく)ある程度認めることが、合理的である(効用最適化をもたらす)という研究ならあったが。
自分の興味範囲で言うと、
▶不当廉売(ダンピング)に相当するのか
▶価格への期待権を損なうことは、禁反言を犯すことになるのか
(それによって、流通の安全を脅かすのか。c.f.物権における、一物一価の法則)
例えば、「或る程度の売上金を計上したら、それ以降は、無料(と云う、順序に対するプレミア課金)」という解除条件を当初から付していたら、どうだったか。反対のインセンティブを与えて、均されてしまっただろか。
つまり、ここでは、売れるものは需要の高いもので、需要の高いものは競争を内在して、獲得の順序に関してプレミアを持つのであるから、それをマネタイズする、という発想で、コストを十分に賄いそれ以上望まなければ「非拝金的」である、ということであろうか。しかし、ホワイトバンド騒動にもみられた、ベネフィットとコストの、見通しの悪さがあった、ということだろうか。
非拝金主義、と謂うのは、否定論法であるから、随分とその対象とするレンジは広い。さらに、非非拝金主義、となると、果たしてガロアでもその解は見つけられたであろうか。なるほど、虚数を、メタ数学的に、排中律の関する(形式)論理の問題として考えたら、ちょっと面白いかもしれない。一次の虚数、二次の虚数、、、まぁ、もう四元数などの高度複素数は、構造(群、環、体、束)的に明らかか。