まだ脳みそが腫れていて、これだけ考えるのも疲れるが。

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面白いねー。小学校の時に(「はじき」を習って、往復の平均速度(調和平均)を出すことを考えるときに)、一回は見せといた方がいいよね。
今、和算の円理を見てて。ヤコビに近いことやってたなって。

(直堡壔の整数解 x2+y2+z2=u2) 
安島直円 x12+x22+x32~xn2=y2
会田安明 1x12+2x22+3x32~nxn2=y2の整数解
白石長忠(御粥安本) x3+y3+z3=u3の整数解
馬場正統 x3+y3-z3=u3の整数解
堀池久道 (x3+y3+z3)x=u3
又平野喜房 
・・・(しばし、休憩)
 

『日本数学史』(三上義夫,東海書房,1947年10月)
三上義夫 - Wikipedia
科学図書館)なお、和算用語一覧米光 丁ホームぺージ
三上義夫 数学史の研究に就きて(青空文庫)
三上義夫の生涯と業績(柏崎昭文,数理解析研究所講究録第1787巻2012年138-147)
カール・グスタフ・ヤコブ・ヤコビ - Wikipedia
ヤコビの四平方定理 - Wikipedia
ラグランジュの)四平方定理 - Wikipedia
フェルマーの)多角数定理 - Wikipedia


楕円関数ということで言えば、和算は円についてかなり極めたけれど、楕円は『わからない』で終わっちゃったんだよね。
もし、楕円の研究も進んでいたら、日本からシュリニヴァーサ・ラマヌジャンが生まれていても、不思議じゃなかったよな。

古代エジプトユークリッド幾何学は数学とは何の関係もない』

根拠があって言っているのだろうけれど。
代数の歴史、幾何の歴史の両方があって。ニュートンにしたところで、幾何学者だったんでさ。ユークリッド幾何が大前提で(かの有名な『プリンキピア』はそのようにして書かれている)。ベルヌーイからオイラーの流れで「関数」が産まれたんで。ヒルベルトだって、ユークリッド幾何学をして、数学を整理したんだし。
それで、現代数学で、あいかわらず幾何をやっているというね。楕円という幾何をね。

この本を腐したいのではなくて。もっと褒めたい。
僕は「アメリカ独立革命は社団指向型、フランス革命は財団指向型」という珍論を唱えていて(アメリカ独立革命フランス革命は非常に密接な関係があって、同じ人物が同じようにやろうとして同じようにできなかったというね。あるいは、イロコイから学んだアメリカとライシテを生んだフランスと、スピリチュアルを含んだ宗教との関わりに違いもあるし(ドグマを持たずとも、「市民宗教」として評価したり)、秘密結社の在り様の違いも興味深い。また異なる視点では、公示主義と公信主義の違いとかね、名辞主義(書かれていること=外部に表現されていることが真実)と神秘主義(隠れた真実がある)なのか、自然法自然権の対立と或る種の融合に至るまで)、100年戦争を戦い、絶対王政の礎を築いた、フィリップ4世の、テンプル騎士団財産没収事件に興味があるし、それが(フランス革命終結)ナポレオンの敗北にまでつながると思うと、わくわくする。
社団と財団を、異なる概念として、分けるべきか、という議論があったはずで、それらが分けられるべきと、どのようにして考えるに至ったかに興味があるのだが、なかなか調べられない。

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