満州とは何であったか

もう一度。あまり言われないことだけれど。
陸軍は対陸軍で考え、海軍は対海軍で考える。日中戦争は大陸「面」と海「点」の戦争、日米戦争は海「面」と陸「点」の戦争。スキームにエートスを加味して考えると、日中戦争について陸軍は「面」の戦いゆえ消極的で海軍は「点」の戦いゆえ非消極的なところに「やられたらやり返す」のエートスが積極性をドライブする、日米戦争は、その逆。戦術環境で言えば、陸軍内で機械化が深刻な問題として浮上したのは、ノモンハンソ連戦)以降。海軍が機械化されているのはまぁ、最初からだが、石炭から石油に切り替わったのは、第一次世界大戦からか。石炭はとにかくいろいろと不便だ。
 海軍の進める日中戦争

油断の幻影―一技術将校の見た日米開戦の内幕

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日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか (文春新書)
 

 

満州中央銀行史―通貨・金融政策の軌跡

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満州事変以後の財政金融史 (1948年)

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満州銀行会社年鑑3冊セット

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