ニーチェから始まるが。
『ニーチェの永劫回帰という考え方はニーチェ以外の哲学者を困惑させた。永劫回帰の世界では、われわれの一つ一つの動きに耐えがたい責任の重さがある。もし永劫回帰が最大の重荷であるとすれば、われわれの人生というものはその状況の下では素晴らしい軽さとしてあらわれうるのである』
(存在の耐えられない軽さ)
360夜『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ|松岡正剛の千夜千冊
- 作者: ミランクンデラ,Milan Kundera,千野栄一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/11
- メディア: 文庫
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『人生は私にはとても重いのに
あなたにはごく軽いのね
私、その軽さに耐えられないの
私は強くないから』
(存在の耐えられない軽さ)
もっと映画な生活! 『存在の耐えられない軽さ』 文句なしの大傑作!ダニエル・デイ=ルイスが若い!ジュリエット・ビノシュの可愛らしさに悶絶!
本当はヴェイユからではないだろうか。
258夜『重力と恩寵』シモーヌ・ヴェイユ|松岡正剛の千夜千冊
『頭痛。そんなときは痛みを宇宙へと投げだしてみると、痛みがましになる。だが、宇宙のほうは変質する。痛みをもう一度もとの場所へ戻すと、痛みはさらにきつくなるが、わたしの内部には、何かしら苦しまずにいるものがあり、変質せずにいる宇宙とそのまま触れあっている』
(重力と恩寵)
重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)
- 作者: シモーヌヴェイユ,Simone Weil,田辺保
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1995/12
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