道程~関口開の開発主義と最後の"和算家"岡潔

児童の理解の仕方を理解する

数学の認知科学

数学の認知科学

 
数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み

数覚とは何か?―心が数を創り、操る仕組み

 

 『算数教育と世界歴史言語学』(福岡県の教育実践)
福岡大学理学部応用数学科 柴田 勝征(埼玉大学名誉教授)

http://www1.rsp.fukuoka-u.ac.jp/kototoi/sansuu-kyouiku.pdf

柴田勝征 - Wikipedia

柴田勝征研究室ホームページ

柴田勝征先生の思い出 | 言語21世紀塾

和算/洋算は、開発主義/注入主義、具体化或いは一般化/抽象化、岡潔/エミ・ネーターとなる。
高木貞治岡潔も河合十太郎の薫陶を受けており、すなわち関口開の孫弟子なのである。日本の数学に和算のアートを持ち込んだのは、加賀の人関口開であり、そこに世界を驚かせた日本人数学者岡潔の独創性があった。

『関口開と石川県加賀の数学』
(九州大学マスフォアインダストリ研究所 高瀬正仁).pdf

高瀬正仁 - Wikipedia

茂木健一郎には、永遠に理解できないことである。

数学 その形式と機能

数学 その形式と機能



『一般化と抽象化は互いに密接に関連しているが,はっきりと区別されるものである.「一般化」とはいままでにあるすべての例を,その主要な性質を失わない形で何らかの共通の観点のもとに一つにまとめることを目的としている.一方,「抽象化」のほうは,それまでの例の中にある中心的側面に着目し,それを当面の目的に関係のない他の側面から切り離して抜き出そうとするものである.したがって抽象化によって,新しい,より混じりけのない,すなわち,より「抽象的」な数学の概念の記述と分析が始められることが多い.』

 
抽象代数の歴史

抽象代数の歴史



第7章 抽象代数を歴史的に考える授業の例示
『 このミニ代数学史として,授業の主要主題が浮きぼりにされ,とくに《具体的》な問題の解法からいかにして抽象代数が生まれ,問題を解明したかが分かる.それは「最大級の抽象化こそ具体的事実を考えるための真の武器である」というホワイトヘッドの金言を追認することになる.』
『問題1 なぜ(-1)(-1)=1か?
 この問題は算術の法則の正当化に発する(原文ママ).これは算術と抽象代数の関係であり,のちの環・整域・順序構造の概念および公理論を惹起する.
この問題は19世紀前半にイギリスの数学者たちの関心の的になった.』
ピーコック(1830年)からヒルベルト(1900年)を経て、フレンケル(1914年)まで、80年かかっている。