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若者よ、扇動に乗らずに、投票に行こう。
あなたの1票は、積極的にも、消極的にも、あなたのパワーである。
そのパワーは、直ちに社会を変えるパワーではない。あなた方の声に耳を傾けさせるパワーである。棄権票ではこのパワーを得られることはない。無視しても当選できるからである。もしあなたが勘違いをしてあいての規範能力に期待するのであれば、あなたは言われるだろう。市民の積極性を。あいてはあなた以外の人間に誠実である義務がすでに生じているのである。あなたが積極的でなかったばかりに。あいては不誠実であるからあなたの声に耳を傾けないのはない。誠実であるがゆえに、あなた以外の人間の声に耳を傾けるのである。
扇動に乗ってはいけない。
積極的自由とは何か。
知識人は、いまだ存在しない、政策上の選択肢を、顕在化しなければならない。
大衆を扇動してみずから政治力を持つのが仕事ではない。
政策を変えるべきか、決め方を変えるべきか、信念を変えるべきか
悩ましい問題だ。
ただ、それでも、一票を投じるべきだ。
- 作者: ブライアン・カプラン,奥井克美,長峯純一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2009/06/25
- メディア: 単行本
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★★★★☆
民主主義の失敗
投稿者サファリパーク2010年3月18日
内容: 政府の経済運営に不満を持っている人は多いけど、でもなぜ政府は失敗するんだろう??有権者の投票行動の経済学的な分析から、政府・民主主義の失敗を説明した一般書。。カプラン曰く、『政府は人々の望むものを達成できなくて失敗するんじゃない。人々の望むものを達成するから失敗するんだ!』経済学の教科書を開いた事のない人々も経済政策に投票するんだから、間違った経済政策が選ばれるのは自然だ!って事だそうです。 感想:クオリティは芸術的に思えるけど、数式は使われてないけど、ミクロ経済学を学んだ経験がないと理解しきれないだろう難しさ故に、一般書としては中途半端なんじゃないかなぁ。 『不合理の需要曲線』とか、とんでもない事言ってるカプラン。でも彼は間違ってないかもしれないと思いました。
「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する
- 作者: 坂井豊貴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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