#なんで陸上だけ陸上

興味がわいたので、 

 オリンピツク競技と云へば、非常に種類が多い。一々項目だけ上げて見ても〇競技(トラツク、アンド、フ井ールドイヴンツ)〇自轉車競争 〇フツトボール 〇テニス 〇体操 〇ボートレース 〇水泳 〇射撃 〇角力 等範圍が頗る多いのである。
 本書に説明する所の競技種類は、單にオリンピツク競技中の一部門たる競技(トラツク、アンド、フ井ールドイヴンツ)即ち競争、投擲、跳躍等である。
 吾々の會名を『兒童陸上競技研究會』と云つて居るが、陸上競技と云へば陸上で行ふ凡ての競技運動を網羅する意味わけにも使はれるが、吾々は主として狭い意味のトラツク競技とフ井ルド(原文ママ)競技と云う範圍の意味を寓して居る。
ー『陸上競技』P25/児童陸上競技研究会 編 (山本卯兵衛, 1921)
陸上競技 - 国立国会図書館デジタルコレクション

と大正10年の本には書いてある。角力


 この本の扉を開いて、著者数人の近影の後にある『はしがき』の最初の文言が『戰後』とあるのは、WWⅠ(1914年7月28日~1918年11月11日)を指してのことだな。
 この頃からフツウに「戦後」と言われていたのだろうし、わざわざ「勝戦」とは言わなかっただろうから、同じように、「終戦」と言ったのだろうか。

(その他)

陸上競技のルーツをさぐる | 筑波大学陸上競技部OB・OG会 - パート 5
1-1 スポーツとは何か | スポーツの歴史