発見が天才的である以上に、実験が天才的である

レーウェンフックだと思う。
違った。

フランチェスコ・レディだった。

『彼の実験は、科学の基礎である対照実験の概念をもたらしたという点で画期的なものであった。』
自然発生説 - Wikipedia

 ホメロスの蠅と自然発生説

『対照実験』は習った記憶がある。
レディの名はいつも忘れる。
そういや習った記憶がぼんやりと思い出されてきた。

 

sirocco.hatenablog.com



『このフラスコの首を折る、あるいは無菌の有機物溶液を微生物をトラップさせた首の部分に浸し、それをフラスコ内に戻すと微生物の増殖がみられる。』

意味が分からん。

見られる。
増殖が
 ↳微生物の
↳戻すと
 ↳フラスコ内に
 ↳それ
  ↳有機物溶液
   ↳無菌の
   ↳トラップさせた首の部分に浸し

微生物の増殖が見られる
       ↳フラスコ内にそれを戻すと
              ↳無菌の有機物溶液
                  ↳トラップさせた首の部分に浸し


トラップさせた首の部分に浸した無菌の有機水溶液をフラスコ内に戻すと微生物の増殖が見られる。

うむ、よくわからん。
整理する。

Q:「生命」は「自然発生」するか
「自然発生」する
  ↳「空気」に「生命を生み出す力(生命力)」があるから
  ↳ただし、一度加熱した「空気」は(冷えた後も)「生命力」を失う
   ↳それに準じて、一度加熱した「生命物」も失う

【第1命題P】〈失う〉➝〈加熱〉≡〈非・加熱〉➝〈非・失う〉
【第2命題Q】〈在・生命物〉➝〈在・生命力〉≡〈非在・生命力〉➝〈非在・生命物〉
P・Qであるので
〈失う〉・〈在・生命物〉➝〈加熱〉・〈在・生命力〉
の待遇のうち
〈非・加熱〉・〈在・生命力〉➝〈非・失う〉・〈在・生命物〉
加熱しないで生命力があるならば失われずに生命物はある(はずである)
これが否定され、生命力が否定されたとき、
〈非・加熱〉・〈在・生命物〉➝〈非・失う〉・〈在・生命物〉

証明すべきこととして
「生命力(空気)の移動は自由」かつ「生命物の移動は不自由」
を挙げ、実現すべきこととして
「生命力(空気)の移動を可能」かつ「生命物の移動の不可能」
このとき、生命力/生命物の操作要因としてXを選び
本来空間をXの小さい生命力(空気)とXの大きい生命物は随伴して移動するが
「Xの小さい生命力(空気)の移動を可能」かつ「Xの大きい生命物の移動を不可能」
とデザインされた空間を実現しなければならない。

Xは重量だろうか?
それならば、通常は床に沈殿していて、フラスコの口に届かないはずである。
あらば、生命物は、空気からうまれるわけではないのに、空気中に遍在していなければならない。
いや、砂塵が舞うように、たまたま風に乗って浮揚した生命物が、運よくフラスコの口に入るなんて僥倖を期待したりだとか、首を長くして待ったりだとか、そんなことあるだろうか?

👇カビの胞子は室内を漂う。フラスコの首内は無風のために舞い上がれないのか?

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住まいのあちらこちらに出現するカビ。 カビとカビ胞子の気になるハナシ



要は、フラスコ内の水溶液を煮沸すると、水溶液に含まれる生命物を煮殺しつつ、蒸発(膨張)して排出されるので、適当なところで煮沸を辞めて常温に戻すと、減った容量を埋めるために外気を吸い込んで、吸い込まれた外気は残った水溶液に触れるが、外気中の新鮮な生命物を外気と一緒にフラスコ内に吸い込まないようにしたい、ということらしい。
(煮沸しても生命物が気絶するだけでは、排出しきれなかった場合、いずれ目を覚ますことになるので、まさか、そんなことは考えなかっただろう。)
なかなか思い切った発想である。
結局、空気に遍在する生命物を、空気の粘性を利用しつつ、外気を(一気に)吸い上げる際フラスコの首を延ばしたU字の底をトラップ(桝代わり)にして溜めたらしい。

実際はどうだったのだろう?
よくもこんな奇抜なアイデアを思い付いたものである。
『空気中に浮揚している細菌を、このフラスコの首を折って自然にフラスコ内に入れるか、さもなければ、U字に湾曲させた首の底をトラップにして捕獲したものを、口から注いだ(無菌の)有機水溶液に浸透させたうえでフラスコ内に流し入れると、ふたたび微生物の増殖が見られる。』
直したところでよくわからない。それくらい奇抜である。

👇よくわからんが

粘性力

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