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『ドリアングレイの肖像』の前には、『ウィリアム・ウィルソン』があるらしい。
「お前は私の中にこそ存在していたのだ。お前自身のものであるこの姿を見て悟るがいい、私を殺すことによって、お前がいかに完全にお前自身を殺してしまったのかをな!」
ウィリアム・ウィルソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トーマス・マンってやっぱりドストエフスキーに批判的だったのかな。
トーマス・マンは、同じドッペルゲンガーの主題を扱っているドストエフスキーの『二重人格者』について、「同じロマン派の古典的なモティーフを扱いながら、モラルの側面でいっそう深く掘り下げ、詩における批評的テーマを見事に解決してみせたポーの「ウィリアム・ウィルソン」を更新するものでは決してない」と述べている
Car nous voulons la Nuance encore, それというのも我々はニュアンスを望むから、
Pas la Couleur, rien que la nuance ! 色彩ではない、ただニュアンスだけを!
Oh ! la nuance seule fiance ああ! ただニュアンスだけが
Le rêve au rêve et la flûte au cor ! 夢と夢を、フルートと角笛を調和させる!
ーポール・ヴェルレーヌ「詩法」(1874)
象徴主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%A1%E5%BE%B4%E4%B8%BB%E7%BE%A9
なるほど、彼女の『赤に染まりそうになったとき』とはそういうときか。
あなたの魂は選ばれた風景(画)
その風景では魅力的な仮面(マスク)と踊り子(ベルガマスク)が歩く
リュートを弾いて踊りながらも
幻想的な変装の下でどこかもの悲しい。
短調の調べにのせて歌う
愛の勝利と心地良い人生を、
でも幸せを信じていないようで
歌は月の光に溶け込む、
悲しく、美しい、月の光は、
木々の鳥たちには夢を見させ、
そして噴水をうっとりと啜り泣かせる、
大理石の像の間からの大きな噴水を。
ーポール・ヴェルレーヌ『月の光』(1869年)
月の光 (詩)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E3%81%AE%E5%85%89_(%E8%A9%A9)
これが『ムーン・リバー』か。
どうも正解にたどり着いたようだ。