2022-06-12から1日間の記事一覧

夏目漱石の”two infinities”を比較しようと考えていたら、長くなった。 markovproperty.hatenadiary.com とにかく、デカルトの「我思うゆえに我あり」が、ライプニッツのモナド(個人)からの敷衍で在ったり、もうしっちゃかめっちゃかである。そんなわけが…

真性の文字と哲学的言語にむけての試論

『言語は十七世紀半ばに刺激的なものになった。人々は言語の理解が世界の本性に関する主要な哲学の諸問題を解決する、と信じ始めたのである。それ以前のルネサンスでは、ある原言語(Urlanguage)が目標とされていた。それは、蒼天に書かれ、アダムやおそら…

『おまえらは手足の生えた図書館だ』 とは、小林全ぜん鼎てい(雲道人うんどうじん)が親交のあった西田幾多郎や鈴木大拙へ放った言葉らしい。 第18回 日本仏教史 嫡子と謂えるかわからないが、家を出さされたご子息の小林東五さんは、金閣寺(臨済宗相国寺…