素数は分布か濃度か②

 

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それでは、すべての奇数が素数であるとしたら。
1≦N≦9 の範囲で考えると、5個あるので、端点を除いて埋められるマスは(重複分も数えて)5C2=10マス。
5個の奇数のうち素数でない数が1個のとき、10-4=6マスに減る。
(このとき、端点である1と9に挟まれた7マスを埋めるには1マス足りなくなる。)
        〃      2個   〃   10-(4+3)=3 〃
(             〃              4マス足りなくなる。)

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実際は、素数は無限にあるので、右に開放で、[1,∞)ということになろうか。

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a1:20=1
a2:20+21=3,3C2=3>2,3+2=5,
a3:20+21+22=7,5C2=10>6,5+1=6,
a4:20+21+22+23=15,6C2=15>14,6+3=9,
a5:20+21+22+23+24=31,9C2=36>30,9+3=12
a6:20+21+22+23+24+25=63,12C2=66>62
実際は、a2までは素数の余裕なし。a3までは素数の余裕1個。a4までは素数の余裕5個と余裕が増えてゆく。しかし、最初の方は素数も順調に増えているからで、これから素数が増え方も小さくなり、素数の余裕もなくなってゆくことが予想される。

ポンチ絵で概略を表すと、👇のとおりである。
Qは素数でない奇数を意味し、最初に奇数はすべて素数と仮定して任意の奇数の和の1/2を塗りつぶした、黄色のスペースをすべてのQが塗りつぶしたときに(Qは、1/1で降りて行き、1/2直線にぶつかったところで、平行に移動する。)、いずれの列にも、少なくとも黄色が1マス(1数)分残ればよい、ということである。
ゴールドバッハ予想の概略を説明すれば、たったこれだけのことであるが、みなさん、一所懸命その法則性を証明しようとがんばっている、ということである。

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👇127までの表

f:id:MarkovProperty:20170903173924j:plainy=xで対称だ。(縦行,横列)の点の集合で考え、例えば、(1,3)~(127,3)の3の列を(127,3)を軸に△90°回転して(127,3)~(127,127)としたときに、そこから、素数列の点を除く(該当するマスをグレーに塗る)と127の行になる。

さて、対角線論法とは