お茶の水女子大の内田伸子教授によるこの実験、興味深い。ざっくり要約すると生後わずか10か月の段階で、女の子の8割は人間関係に敏感な「物語型」であり、男の子の8割は物に興味を持つ「図鑑型」であるそうです。脳や考え方には性差があることが推察されます。 pic.twitter.com/Z4y1e3WVnt
— はやぶさ (@hayabusa2010_06) 2018年8月11日
物語型/図鑑型ってのが、面白いね。
👇中国人はオトコばっかりだったのだろうか。
ナイポールの何が一番面白いかは、意見のわかれるところらしい。
👇を推す声、強し。ただ、和訳がない。
A House For Mr Biswas: Picador Classic (English Edition)
- 作者: V.S. Naipaul
- 出版社/メーカー: Picador
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👇日本では、これが有名らしい。ポスト・コロニアルから。
ノンフィクションも有名。というか、ドキュメンタリー風の紀行文作家とのふれ込み。
「6本の指」。村上春樹もこの紀行作家の影響を受けたのだろうか。
ナイポールも「喪失」の作家。
夏目漱石の「坊ちゃん」も喪失の物語だけれど、漱石は、それを「お墓」にして、内心に隠しちゃった。そうすると、「ペルソナ」になって、ユングになって、村上春樹に辿り着くというね(ただ、坊ちゃんの場合は、ペルソナなのか、人格陶冶なのか、わからない。事実をもとに書かれているけれど、文学の科学を指向した漱石らしく、実験小説だったんじゃないのかなぁ。神話分析。『坊ちゃん』は英雄譚だし、モデルはスサノオっぽいけれど、弘中又一 さんがモデルとの説がある。
- 作者: J.R.R.トールキン,瀬田貞二,田中明子
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 2005/12/01
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『ロード・オブ・ザ・リング』でリバイバルヒットをした『指輪物語』はもともと『20世紀文学でもっともポピュラーな作品のひとつ』といわれるほどよく読まれているらしい(指輪物語 - Wikipedia)。『不思議の国のアリス』とどちらが多く読まれただろうか。
興味深いのは作者のトールキンで、ドイツ系で、もともとTollkiehnだったらしいが、これが、tollkühn(無鉄砲、猪突猛進)とか、dull-keen(注「鈍い・鋭い」となる撞着話法)とか言われているが(J・R・R・トールキン - Wikipedia)、どうなのだろう。kiehnさんは、ドイツ人にいるみたいだし、tollという形容詞は褒め言葉でもあるようだけれども、kiehnの意味がウェブ辞書ではわからず、職人家系だったようなので、「すご腕の田中」くらいの意味だったのだろうか。英米の職人家系だと、まるっとsmithさんになっちゃうけれど、blacksmithさんはいるらしい。ならば、goldsmithさん、silversmithさん、tinsmithさん、whitesmithさんもいるだろうか。Aerosmithは単に語の響きから適当に付けたそうで意味はないらしいけれど。
『指輪物語』は最後、大団円で終わらないらしい。
👇昔話の構造31の機能分類
ウラジーミル・プロップ - Wikipedia
最後、中国に向かいます。