新生活様式

 

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 こういう本もたまに読むと、「なるほどな」ってなる。

ヴィクトリア朝の前までは、庶民は40歳くらいで死んでたんだねぇ。
『1750年頃の人びとの平均寿命はほぼ35歳であった。もちろん、もっと長生きした者は多い。というのは、赤ん坊の5分の1が初誕生を迎える前に死んだからである。したがって、10代まで生き延びれば、45歳くらいまで生きれる見込みがあった。』
(『イギリスの社会と文化二〇〇年の歩み』P32健康 c.f.👇)
ここからまぁ、大雑把な話をしたが、大雑把過ぎたので訂正。お詫びします。
なお、ビクトリア朝は1837年から1901年。

結核による死亡数の推移が1851-1951間で掲載されているけれど、BCGの効果以前に、社会生活の改善の効果があって、一様に減り続けていたんだって。グラフからはBCGで劇的に減ったわけじゃないことが見て取れる。

そうなると、確かに「新生活様式」であって、経済社会との関連で、ライフタイムをどう過ごすかなんだよな。社会属性が刷新されるんだ。

斯様に、「様式」というときには、社会経済の変遷が背景にあるはずであって、(もとより「コロナ」は「ペスト」ほどのインパクトはなかったが、仮にあったとしても、それは事後的な結果であって、事前に係る「様式」(の変更)を求めるようなことではない。そうではなく)やっぱり、ワンオペであるとか、「育休」であるとかの問題です。それを社会全体で改善する方向にもっていこうとするときに、まさに「新生活様式」が求められるはずであるし、それは実は、社会単位としての「成人」の在り方に根差すはずであるから、本源的には、人権から構成される企図を持っていなければならないんだよね。もうねいちいち戦前を参照しないですむ「新様式」が求められているんだって。

それが本質。

👇「平均寿命」は0歳児の平均余命(ここから、「平均寿命」=年齢+平均余命とすると)。各年齢層の「平均寿命」(=年齢+平均余命)は異なり、90歳の「平均寿命」は94.5歳(年齢90歳+平均余命は4.5歳)。
これからは「平均寿命」というときには、この年齢ごとの平均余命一覧表もつけてほしいよな。絶対。

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