ピーターラビットを世界で最初に翻訳したのは日本人らしい。松川二郎さん。福井の武生出身。

 

要は、その時期の物語なんだけれど、ビクトリアス・ポターの弟が生まれたころ、くしくも日本で兎が大流行し、兎絵もついでに大流行したらしい。


1862(文久  2)年 第2回ロンドン万国博覧会開催。イギリスにジャポニズム
1866(慶応  2)年 ビクトリアス・ポター誕生
1867(慶応  3)年 第3回パリ万国博覧会開催。久保田米僊『水中遊漁』で金賞 
1868(慶応  4)年 マネ『エミール・ゾラの肖像』、サロン・ド・パリ出品
         フランスにジャポネズリ
1872(明治  5)年 兎の投機ブーム
1873(明治  6)年 兎市禁止
      同年  兎好きの泉鏡花誕生
1874(明治  7)年 兎の飼育奨励により兎絵ブーム到来
1877(明治  8)年 兎狩りが趣味の西郷隆盛を盟主に西南戦争を起こす
1878(明治11)年 第4回パリ万国博覧会開催
1893(明治26)年 ビアトリクス・ポター、友人の息子に絵手紙を送る
1895(明治28)年 兎が供出された日清戦争終結(1894年~)
1902(明治35)年 「The Tale of Peter Rabbit」出版
       同年 うさぎ年前年、日英同盟締結
1905(明治38)年 ますます兎が供出された日露戦争終結(1904年~)
1906(明治39)年 松川次郎『悪戯な小兎』、『日本農業雑誌』2巻3号に掲載

どっちかというと、「百科事典」の画の方が。。。どうだろう。
ポターの画に日本画の影響がないかと思ったが、日本人はやたらと脚をちゃんと書くので、脚が違うな。
『ピーター・ラビット』のモデルうさぎはネザーランド・ドワーフで、『アリス』三日月うさぎのモデルは、ヨーロッパノウサギなのか。

確かに絵は上手い。上手いのだが、フツウではない。

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