それね。普通の発想なんだけれど、困ったことに、普通に憲法を読める人がどれだけいるか、なんだね。

誤読なんだけれど、だからこそ、論争になっちゃうというね。

今朝も新聞を読んでびっくりしたけれど、憲法上の「国民」って、今現在いる「わたしたち」のことじゃないよ。理念型であって、普遍性を持っている。

大事なのは、理念型で現実を参照すると、例外事象が出て来るので、規定することなんだけれど、だからカントは「平和」を解きつつ「自衛の必要」を同時に(当然に)語られるのだけれど、「そう読めない人」が続出するんだね。
そんなもの、自衛隊は「合憲」に決まってんだよ(砂川判決でもそう言っているんだけれど、そういうと、直接明言していないという、実に「非論理的(論理は言葉の関数だろう。書かれていなくても、自ずと明らかになるんだよ。じゃないと、数学の問題だせねえだろ。)」な珍問が続出する)。
つまり

  1. 文理主義(非論理性)
  2. 条文の独立(非体系性)
  3. なんだっけ忘れた

のせいで(つまり、法としての体裁を為していない解釈が、「さも、もっともらしく」横行しているせいで)、本当はボン基本法のような「(換骨奪胎式)独立憲法」なんだけれど、そのトリックが効きすぎて、わけわかんなくなってんだね(言いたい放題になっている)。
左右が同じ土俵でがっぷり四つなんだけれど。