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松村 敏 (Matsumura Satoshi) - 論文 - researchmap
明治前期における旧加賀藩主前田家の資産と投資意思決定過程 -藩政から華族家政へ- - 文献詳細 - Ceek.jp Altmetrics
ヘッセン=カッセル方伯(ヘッセン選帝侯)家の御用商人の銀行家となったことで成功のきっかけを掴み、ナポレオン戦争で大きな財を成した。
のような人だな。
エリートでもないし、どうやって地歩を築いたのか疑問に思い、前田家の資産運用からでなかったかと思い、上掲論文を眺めたが、どうもよくわからなかった。
👇で昭和金融恐慌を逃れた資産は👆である。
こうなると、日本の「ロートシルト」は安田善次郎なのか、前田利為なのか、よくわからなくなる。
本邸を本郷から駒場に移転し,駒場邸を新築する費用のためとしている224。 ただし,十五銀行株全部(時価62万4千円)を世襲財産から外して売却し,代わりに東拓・満 鉄・勧銀・郵船株(時価76万5千円)を世襲財産に設定するという,むしろ世襲財産を増やす 申請を行っている。
P65(119)松村
224 本邸移転の経緯を簡単に記すと,1918年に利為が本郷邸の郊外移転をめざし始め,24年にたまたま東 京帝大から前田家本郷邸地と農学部・代々木演習林だった駒場の土地の交換を打診され,25年同家評議会 は移転先を駒場と決定した。1926年7月に駒場邸の建設を開始し,28~30年に竣工した(前掲『前田利 為』)。駒場邸建設費用総額は,百数十万円とみられる。
P65(119)松村
安田善次郎は東大の安田講堂を気前よくプレゼントしたり、どうも前田家と東大は縁が深いのだが、四高生と一高生は仲が良くなかったのか。
こうなると、安田善次郎の刺殺事件は、前田利為の遺産相続にも影を落とす。
日本国内の「財閥嫌い」の周縁で、平沼騏一郎と東條英機の繋がりである。
税法審査委員会は、日露戦後の税制整理と財政基盤の強化を目的に大蔵省内に設置された委員会である。
日露戦争後、大蔵省の喫緊の課題に、信託だけでなく相続もあったのだ。
年金は元々軍事費のためだった!?国立公文書館で検証してみた! | 債務整理ジャーナル
「軍事費調達」としてよく話題に上る年金はどうか。
むしろ、船員保険との関係で、国民経済との関係の方が根深いように思える。
軍人との関係では、時折「埋没費用」として言及されることもあるが、永続事業としての「軍事」における顕彰事業の実体的側面のような気がする。
つまり、「軍事」も「軍人社会」に支えられており、国民経済と平仄が合うのに過ぎない(から、やがて、その一部として一体化した)。
ナポレオンとロスチャイルド:野口悠紀雄 | マネーの魔術史 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
ナポレオンとロスチャイルド--野口悠紀雄 | ハフポスト NEWS
臆せず主張し、不足あらば素直に反省。 謙虚な姿勢で財務次官としての職責を担う | ピックアップ | 一橋大学 HQウェブマガジン
ちなみに、現財務次官は、一橋から証券、税務と進んだ、商法寄りの人である。
その先生も、理財局出身であったりする。野口さんには、ここらへんのことも書いてほしい。
さて、
ただ、前田家はテンプル騎士団のようにはいかなかった。近代国家だから、当たり前であるが。