guided interrogation or referee's call              日本のクイズは誘導尋問か審判判定か

それだと、タダの「国語」のクイズ
そうではないところに意義がある。

例えば、sureの意味
sure | ロングマン現代英英辞典でのsureの意味 | LDOCE
"confident that you know something or that something is true or correct"

なぜ、orが要るのか。
つまり、or以降の文がなぜ、その前のsomethingの内容に含まれずに、敢えて別建てて説明されなければならないか。意味の充足とはなにか。
これを踏まえて。
あなたの訳文だと、すでに評価を下してしまっているが、原文はそこまで踏み込んでいるのか。
the choices they made and thier impact
their impactはthe choicesとは、andで分割して述べられることで、どのような意味の相違を含意しうるか。結果としてのその影響についてどこまで判断し得たか(意図せぬ影響もそこに含意されていないか)。
これは或る種の「法文」のような文章であって、例えば明確に故意が"問われなければならない"文章に於ける表現はこのような文章になっているか

翻って、訳文を見ると、確かに、「話の方向が」が見えるし、コロケーションを踏まえているかもしれない。つまり、『誤った判断』と(評価を措定することで、回答者の負担を減らして)guideすることで、回答の範囲を当然に指示する。また、文章とは背景をもつのが当たり前であるから、『むしろ、英文の方が良い』が、ただそれでは「英語」の問題だ。
問題は、「国語」の問題でもなく、「英語」の問題でもないということだ。
PISAの問題とは、それをこそ、問うているのである。インターネットでは、no guidanceであるからこそ、それを読ませるのである。自分で行う評価のための根拠を探し出せ。
went into the deep forest
not artificial ,not quasi-national,not national,not government-run 
just wild
not wonderland
real world
On your side?Not on your side?
You are on your side.


様々な背景を持った文章を読ませることは、センター試験でも取り組まれることになっている。大切なのは、インターネットではなく、様々な背景を以て様式の異なる文章が普段の生活の中で在るということであり、社会生活を適切に送るためには、マルチなリテラシーが求められるということである。或いは法文を読ませる、或いは技術書を読ませる、或いは科学論文を読ませる。語彙が異なるーつまり、辞書的意味を括弧で限定するー、それぞれの体系だ。それを文章中から理解する。それは指示関係であり、行間ではないのではないか。
そして、問題は、それを読めないー現に求められ意図を読み間違えているー教育者が居るということであり、実際に、法文になると読めなくなる教育者が居るということである、法治国家の日常に生きていながら。
悪問を作るのは誰か、それが問われている。

PISAは「行間を読め」と言っているのだろうか?
私にはそうは思えない。
彼等は日本人ではないのだから。


こんな問題を生徒たちが解けるかどうかなんて、大した話ではない。
しかし、彼等を取り巻く状況は、深刻だ。

ちょっと自分の説明も下手でうまく伝わらないけれど。
もどかしいな。
以前、やはりPISAの問題についてふれたとき、翌日の新聞のコラムでちょうど同じ問題に触れていて、なるほど、と思ったことがある。
執筆された方が、留学したときに、何に苦労したか。
主張に苦労したって云う。
「私は〇〇と思う。なぜならば」
と始められない。
ここでも一緒だと思うよね。
「誤っているのは〇〇だからだ」
ではなくて
「私は誤っていると思う。なぜならば」
ではないか、ということ。
「私」が評価しなければならない。

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