悪気のない嘘

この場合、「塩」に対する誤解以上に、「自然」に対する誤解のほうが気にかかる。

塩でない塩

「減塩」が叫ばれる昨今、近頃はナトリウム(Na)を意図的に減らした「塩」が市場に幾種か出回っています。これらの「単なる調味料」としての「塩」は「食塩」の味覚を残しながら塩化カリウム(KCl)を混合して塩化ナトリウム(NaCl)の比率を少なくしようとしたもので、メーカーによっては硫酸マグネシウム(MgSO4)や炭酸マグネシウム(MgCO3)なども加えて意図的に「調整」しています。
そのために、ナトリウム(Na)を減らした分カリウム(K)を増やした低ナトリウム塩は、「腎臓病の方や食事治療中の方は、医師にご相談の上、ご使用ください。」と使用上の注意喚起がなされています。

誤解していませんか、塩のこと | 「塩」豆知識 | 伯方の塩® | 伯方塩業株式会社

「理科」に関しては、「義務教育レベル」ってそれなりに注意が必要と思っているんだよね。中学生だった頃には、「『塩』って『塩化ナトリウム』のことなの?」って素直に思えたけれど、大人になるとなんの疑問も抱かなくなっているから、逆にそれでよいのだろうか、と思える。

 

おもな無機塩
塩の分類→
水溶液の液性↓
正塩 酸性塩 塩基性
酸性 塩化アンモニウム、NH4Cl
硫酸銅(II)、CuSO4
硫酸水素ナトリウム、NaHSO4
リン酸二水素ナトリウム、NaH2PO4
 
中性 塩化ナトリウム、NaCl
塩化カルシウム、CaCl2
塩化リチウム、LiCl
   
塩基性 酢酸ナトリウム、CH3COONa
炭酸ナトリウム、Na2CO3
炭酸水素ナトリウム、NaHCO3
リン酸水素二ナトリウム、Na2HPO4
 
不溶 硫酸バリウム、BaSO4
リン酸カルシウム、Ca3(PO4)2
  塩化水酸化カルシウム、CaCl(OH)
塩化水酸化マグネシウム、MgCl(OH)

 

塩 (化学) - Wikipedia 

 自分に中学生レベルの知識しかなかったら、「塩って塩化ナトリウムだっけ?」って留保つけるくらいでいいかな、って控えめに考えるようにしているのだけれど、そうすると、本気でバカにしてくるひとっているからー

electric-facilities.jp

startelc.com

実は、上のサイトでも

絶縁体は、電子が束縛されており自由電子がほとんどない状態のため、よほど高い電圧を印加しなければ自由電子が発生しない。ガラス・ゴムは代表的な絶縁体であるが、プラスチック、木、油なども絶縁体であり、高い電圧を印加しなければ電子が動かない。

と説明しているので、嘘をついているわけではない。
中学校の理科の授業も同じ。でも、「電気を流さない」と覚え込むんだよ。
単に「覚える」のじゃなく「覚え込む」。刷り込みが入っている。
(学校の教授方法ー授業目的ではないーは、認識形成以上に、混乱防止のためーそれ自体は認知能力に限界がある以上やむを得ない面があることを弁えなければならないがー行為準則を以て充てる具象的な(外観上の)道具主義(スイッチ埋設ー1/0分岐)に偏る、といういつもの話に成ってくる
※「準則」とは、「のっとるべき規則」だけを意味するのではなく「規則にのっとること」も意味する。後者

中学校の理科の教科書にも、『コラム欄』設けて、発展的な学習で、特に日常に繋がる様な話も、積極的に載せていいんじゃないかな?
僕らの頃は、『要項』を逸脱する内容は、事実上の禁止だったんだよね。
あれはよくなかったな。むしろ、大人になってから、効いてくる(日常的に扱う情報量が多くなるので、意識に上らずに日常の重要度で仕訳されて、自然と短絡するようになる)。フックを残しておく方がよい。
そうすると、👇のような話も、素直に理解できる。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp