なんかいろいろと言うけれど、自分の興味のあることって。

  1. 聖徳太子の三段論法(日本の文化的祖先は現在の朝鮮半島でも中国でもなく、その奥、姜と呼ばれた人たち、すなわち、匈奴であることを前提として、普遍的にみられる「三段論法」を使った統治論であり、近代的観念を遡及して適用するのは間違っているのではないか)
  2. 手取川の戦い(地政的な勢力争いに過ぎず、上杉謙信が革新的な武芸者だったとしても、直ちに、織田軍に勝っていたとは言い難い。織田軍は、攻めにくい側からの侵攻を余儀なくされた面が大きく、それが後の、秀吉による大阪城の築城に活かされたのではないか)
  3. 北越戦争(長い硝石の備蓄や、日本海のサンゴ  、科学振興から、幕末の日本において武力の最も大きかったのは加賀藩で、「内なる敵」として、勢力を削がれる懲罰的政策を常に受け入れ、それは終戦時の、旧幕臣ならぬ、旧軍勢力として辻/瀬島らの時代まで続いたのであって、辻を切り、瀬島が自衛隊と防衛産業による合理化の「先兵」となることで、冷戦構造に組み込まれたのではないか)

 

「二流の人」への興味も、つまりは分岐的な〈中間〉の話なので、1に帰着する。