「カムイ伝」は退屈で三巻で挫折した。 https://t.co/mT6iiU9cXt
— 小谷野敦アンチTRA🦖 (@tonton1965) July 2, 2023
『カムイ伝』か。なるほど。いっかい挫折したけれど、読んでみたくなった。
『三国志』もダメなんだよね、中国史は好きなんだけれど。『マーズ』は何回読んでも面白い。
これは60年代後半にいかに白土ブームが日本列島を覆っていたかということで、しかも新左翼系や学生や知識人のみならず一般の劇画ファンまでもが、まだ階級意識とか唯物史観とか差別問題をヴィヴィッドなものとしてうけとめていたことをあらわす指標のひとつになっていた。白土を見るには、まずこのことを出発点にする必要がある。 ところが『カムイ伝』第一部が終わった1971年には、四方田によると白土の劇画を読んでいたのは一握りに激減していたという。70年安保と全共闘運動の終焉とともに、白土ブームはあっけなく終わってしまったのだ。
そうか。これは、『鉄腕アトム』『火の鳥黎明編』(漫画少年版)の後にあって、『どろろ』を挟んで、『ブッダ』が後に続くのか。
1959年から1962年まで三洋社から出版。
1964年12月号 - 1971年7月号。『月刊漫画ガロ』
手塚治虫は、白土作品の登場により子供漫画には重厚なドラマ、リアリティ、イデオロギーが要求されるようになったと指摘している[11]
11 手塚治虫『ぼくはマンガ家』大和書房、1988年、p. 178
今度はこちらの『ぼくはマンガ家』が挙げられている。内容に違いがあったのだろうか。
永禄年間から本能寺の変後の天正年間に至る間の、大名・武家や僧侶といった支配者層と農民・地侍たち被支配者層との間に起きる土一揆・一向一揆、大名同士による戦争・調略、暗躍する忍者など、壮大な歴史群像を描いた劇画である。
これは読んでみたいな。そうか、手塚は変な影響を受けちゃったかな。「農民観」がそう。ありていに言って、一向一揆を描くときに、確かな文献例を参考にするのでなければ、安易に「農民」と言って欲しくはないよね、最低限の、なんだろう、マナーとして。自分も数ある一向一揆の文献をひとつでも見たわけではないけれど。
僕なんかだと、「権力を奪」うという発想がもう理解できない。
エルサルバドルの「地獄」は、ゲバラ仕込みの極左も一役買っている。
むしろなんで第二次世界大戦後にあれだけ共産主義国家ができたのかが不思議なのだが(今でも存続しているけれど。)相当、特殊な要因があるよね。或いは、本当は宗教国家なんだけれど、社会体制として、宗教国家と調和を図りやすかったからとか(サダムフセインも共産党員で、バース党は共産党なのであって、イラクも共産主義国家だったからね)。
日本で共産主義革命を起こすには、実は、仏教国家或いは天皇主義国家である必要があると思う(だから、戦前に、 日本としては 一番それに近づいた。戦後はもちろんそんなことはない)。だから、理念的にはともかく、(仏教国家を選択するのでなければ)共産主義国家≠天皇主義国家ということは成立しない。これが日本史の真実なんじゃないかな?今後はそんなことは100%の確率でありえない。
日本の「俗説共産主義」は単に「俺様主義」なだけで、ただのエゴと暴力で好き勝手やりたい人格的に問題がある人たちの虚言なだけだから。
だからと言って俗流共産主義者(時流に応じた負け組の言い訳)が言うように、「正しい共産主義」があるわけではない。それはただの幾何的世界観なだけで、オカルトだから。だから、社会制度として共産主義単独では成立せず、何かで補完する必要があるのだ。宗教はその有力な候補である。
影丸の試みは、社会主義や共産主義だが、その試みは、織田信長によって、破綻する。 そうして時が移り変わって歴史が進んでいく。全ては諸行無常。
そして、微妙な気持ちになる。もちろん、この人は「おかしな」ことを言ってるのではない。ただ、「諸行無常」はそもそも仏教用語であり、一揆ももちろん、仏教思想のもとにあったからだ。ユダヤ教のキブツも社会主義そのものと感じられるので、要は、ここでいう「社会主義」や「共産主義」は理論と無縁だ。そのこと自体が、文化的なのである。そういう風にして読まれてきたということが、ここで言いたかったことだ。
それは別にどうということでもない。
『カムイ伝』は保留。
『ゴールデンカムイ』は面白く感じる回と辛い回があるなぁ、これは個人の趣味で。
ボニーアンドクライドを した回は辛かったな、何も知らないと面白いのかもしれないかな、エンタメとしてはいいんだろうけれど、ああいう改変は苦手なんだな。
『ゴールデンカムイ』は基本的に『ジョジョ』(第3部)や『ワンピース』と同じで、それに「グルメ」「キャンプ」「筋肉」「ネイチャー」を入れている。ストリーミング的なのか、今時っぽい。だけれど、白石は好きだなぁ。なんでだろう?白石は読んでいて飽きない。
のような多様な社会を紹介したのはよかったと思う。
これは俗説なんだろうけれど、
アイヌと北陸 つないだ海 祭具 実は輪島塗:北陸中日新聞Web
珪藻土からわかったという。
こいうことなのでしょうか?知りませんが。
www.hokurikushinkansen-navi.jp
明治維新をきかっけに飛躍したって面白いよね。
そういう話は『ゴールデンカムイ』には出てきたかな、祭事で使う漆器は出て来たのだったか。うろ覚えだな。それを豪華だとは言ったけれど、「輪島塗」とは言ってないかな。忘れた。