g-t
★★★☆☆ 墓穴
2006年5月10日に日本でレビュー済み

 

植民地時代を否定したい人にとっては墓穴とも言える本ではないか?

内容からして論理的に無理のある話が多すぎる。

例えば「朝鮮は清国に服属していたのか?」

では伝統的な宗主国朝貢国の関係と植民地統治とは違う

と主張するが、韓国がいかに屈辱的であったかは

「李王朝六百年史」李太平著(アマゾンにはありませんが)

から分かる。ちなみにこの本では併合時代を悪と主張している。

おそらく歴史学は(近代的)学問として、こういった操作を行っている弊害が顕著であり、それに多くの人が違和感を持っているのだろう。これは背景にモラル体系を持つからである。

近代の夢の跡