markovproperty.hatenadiary.com

 

ドリルの続き。

ドリルは「読解」の分析的理解にちょうど良い。
メモを取れるノートをわきに置いて、自分で考え付いたことを記録しながら進めるとよいと思う。スピーディー学習/スロー学習ならば、スローなのであるが、よりスピーディーに進める準備であるし(ドリルなので問題は続く。)、書くことによって客観視され推論が働く。どんどん問題で表示された表現を変換してゆくことが「理解」に繋がる。

自分のころは、転校を挟んで、(最大)公約数、(最小)公倍数は2年、割り算のひっ算は3年、3の倍数のすべての桁を足したときの和が3の倍数であることを5年(また、2年で習った最大公約数、最小公倍数についてあらためて5年で習った。反復だろう。大事である。)で習ったと思う。

ついでにいうと、

下1桁が偶数
各桁の和が3の倍数
下二桁が4の倍数
下一桁が5か0
偶数で、各桁の和が3,6,9(繰り返し)
 
2で割ると、下二桁が4の倍数
各桁の和が9(繰り返し)

実際にドリルでは使わなくて大丈夫だが、こう考えると7だけない※。
各桁の和は9進数で、差が2となるのだが、それだけでは或る数が7の倍数であることを決定できない。bと(b+7)の各桁の和の差が2だったとしてもさらに(b+7+7)の和との差がまた2だったとしても仕方がないのだ。

素数で言えば、11の倍数、例えば、62381ならば、2-6=-4;3-(-4)=7;8-7=1;1-1=0、52019ならば、2-5=-3;0-(-3)=3;1-3=-2;9-(-2)=11、だったりする。ひっ算をすればこうなって当たり前だが、3桁くらいだと、覚えておけば意外に便利である。なお、(所詮和なので、当たり前だが)負の数を使ってもひっ算はできる。頭の中でひっ算をするときに、負の数を使ったひっ算が意外に便利であるのは、(自分の場合)商を記録する上部と演算をする下部と、フォーカスが2か所になるからで、例えば、93-66などでは、2ステップの演算をしていると下部にフォーカスが寄りすぎて、上部の商を忘れてしまうからである。負の数を使って、93-99=△7と1ステップで済ませると頭の中の処理が容易になる。

 

何かないかと思って、2進数表示に変えてみた。2進数表示でも演算規則がそのまま使えて便利だったりする。掛け算のひっ算も、割り算のひっ算も同じようにできる。
ただ、2進数表示だと、7以外の数の約数もよくわからない。
やっているうちに余りで割り続ければうまく行くことに気づいて、「変なことを思いついたな」と思ったら、ただの『ユークリッドの互除法』だった。こうして『ユークリッドの互除法』2,3回思いついている。

www.studyplus.jp

なるほど。

 

ユークリッドの互除法
a> an+1 である2つの自然数の最大公約数が G のとき、Qと an+2 自然数で、

  a= Qn・an+1 + an+2,an+1 > an+2

ならば、an+1 と an+2 の最大公約数も G である。
ただし、an+m=G のとき、an+m+1=0 である。

 

つまり、再帰的に収着を構成(した説明を施)していないと意味がないと思うぞ。
それにしても簡潔な割によくできているなぁ。
誰が思いついたんだろう。
二進数でも同じで、エクセルだと mod(mod(an , an+1),an+2) で求めることができる。

このドリルはだいたいマスターできたと考えてよいだろうか。

 

終結」かと思ったけれど。これはまた別の話か。

manabitimes.jp

 こちらは「極限」

ja.wikipedia.org

manabitimes.jp

manabitimes.jp