でもでも物語~But(でも)と!(びっくり)とI(わたし)

 

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👆"I"について少し触れた 

 

影響を受けた先行文学を調べようと思ったら、あまりに膨大でとてもじゃないが、手におえない。詩の影響なのか、戯曲の影響なのか、語るものであるらしいが、散文は内容が非カトリック的なのか、形式なのか、或いは教訓的なのか。
でも、その時代から『薔薇物語』を擁護するフェミニストが居たというのが、驚きだった。
直接テキスト(の内部構成)に当たった方がまだ無難だろうと考え、本文に戻る。

ピーターラビットのおはなし』と同年に『なぜなぜ物語がある』。
なぜなぜーそうなったの話型だ。一方に『ピーターラビットのおはなし』がある。無理に対比させる必要のないそれぞれに独立の物語だが興味深い。
でもでもーだいじょうぶの話型を採るからだ。イニシエーションの物語らしい。
●全  語のうち、but(乃至butを含む語)は、15語ある(転換の役割を果たすが、buttonの2語を除く)。直後がピーター(代名詞含む)なのが5、直後がマクレガー(〃)さんなのが2、直後が時間に関する副詞なのが3。そのほか、don't go、round、door(it)、old mouse(she)、Flopsy。
●!の数は7文、直前にgateなのが2、ピーターなのが3(くしゃみ1、泥棒1含む)、マクレガーさんなのが1、fortnightが1。
● I で始まる文は3文。ポターが2文、母うさぎが1文。
●話者は3人。7文。ポターの2文を除いて、4文が母うさぎ、1文がマクレガーさんで、そのうち、伝達節を欠くのが、母うさぎの2文。

 話される・者→話す・者→話される(話される・者→話す・者)

ここでは形式を問題にしているから、それは機能的に表現できることになる。

 被伝達概念 → 伝達概念 → 伝達部分(被伝達概念 → 伝達概念)

これが「話法」による分析に繋がる。
意味論上は、話者=ピーターの母親かつ話者=マクレガーさんであり、統語論上は、「自由間接話法」※をメタフィクションで明らかにしている。それは

 自由間接話法 → 時制の一致

だからなのだが、叙述の時制にそのままで齟齬が生じない場合は「自由間接話法」と呼ばれる解釈を見だす必要がないのであって、自由間接話法とは解釈上の説明概念なのである。そして、ピーターラビットは、全編「叙述の時制に齟齬を生じない場合」なのであった(それを敢えて理解するために「」を用いて「自由間接話法」と言った。また括弧に入れられることで、自由間接話法が再帰用法である可能性にも気づく。会話内会話だ)。
反対に言うと、(それは読者の必要から生じる問題で)話者からは自然に出てくるのであって、それを踏まえないと、ピーターラビットの読み方が不十分になるような気がしたのだ。


ここで「!」の使用にも関係して『もじゃもじゃペーター』の研究に後押しされる。イニシエーション論である。

 gate!ーMc!ーtief!ーKertyshoo!ーgate!ーfortnight!ーPeter!

ちなみに、マクレガーさんは、アイリッシュでグレゴリーの息子、グレゴリーはギリシャ語で「注意深く見守る」という語源を持つらしい。

200人の天使のリーダー20人のトップがシェムザらしい。これはどうも内数ではないので、グレゴリ団の総数は221人らしい。
ちなみに、

 221=13×17=(4×3+1)×(4×4+1)=(2+3)×(1+4
=1+2+3+4+5+6+7+9

二乗した数の和の積あるが※、それは「最終定理」で有名な17世紀の数学者ピエール・フェルマーによる(「直角三角形の基本定理」;なお、ピエール・ド・フェルマーは、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテやサー・アーサー・イグナティウス・コナン・ドイルもそれぞれにそうだが、貴族の標「ド」を持つ。フォン (前置詞) - Wikipedia)が、この「三角形」は、ピタゴラスの定理の三角形を意識してのことだろう。

Tetractys - Wikipedia
数秘 数字の神秘3 ピュタゴラスとカバラ | Rioの星詠み航海日誌
テトラクテュス(四元数)における次元の進展 | TANTANの雑学と哲学の小部屋
6. 完全4度と完全5度 / 誰でもわかる!音楽理論
聖書の数学―その驚異

 ※ちなみに、1から4の2乗の和は20、また1から4の3乗の和は100で1から4の和の2乗だったりする。
※nが自然数のとき、3(n+1)+1の各桁を足し続けると1になるし、9n の各桁を足し続けると9になる(九九の表で各桁を足した場合と実は同じで、9進法:9の段は和が常に9になる)。よく知らないが、これは157の例(3乗式)もそうだが、循環に関することなので、群を形成しているらしい。

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下2つの表は、積算した数の各桁の和でも、各桁の和を積算した数の各桁の和でも、どちらでも同じ表ができ、9列の循環となる。

というわけで、イエスの数8を描いた数を二乗した数の和になる。
だから、どうということもない。

ミカエル、ガブリエル、ウリエル、ラファエルの四人が地上を見下ろしては暴虐が行われているのを見た。神は大洪水によって地上のものを滅ぼすことにし、ラメクの子ノアとその家族だけは助けるため、ウリエルを遣わした。

グリゴリ - Wikipedia

40日後、ノアは鴉を放ったが、とまるところがなく帰ってきた。さらに鳩を放したが、同じように戻ってきた。7日後、もう一度鳩を放すと、鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきた。さらに7日たって鳩を放すと、鳩はもう戻ってこなかった

ノアの方舟 - Wikipedia

one:3(3),first:2(2),once:1(1),second:1(2),pair:1(2),three:1(3),four:2(8),five:1(5),a fortnight:1(14),
合計40

物語中に出て来る数字を足すと、都合が良いことに40だったりする。
いや、別に、何も発見できません。


アラブでは、猫はライオンのくしゃみから生まれたそうです。
ピーターラビットにはおそらく関係ありませんが。

ameblo.jp

 

2という数字は1の次の二番目の数字であり、1に対し2は配偶者の意味を持ちます。2はパートナーを必要とする数字なので単体では不安定で、パートナーを得ることで安定する数字です。カバラで2は「知恵」を意味し、安定するための知恵を持っています。
安定するまでの2には放浪癖があり、肉体的にも精神的にも落ち着かず、様々な遍歴を繰り返します。学校の勉強では優秀な方で、音に敏感なので外国語の習得もはやく、行動力もあるので世界を旅して何かに目覚めることもあるでしょう。

誕生数2の性格/Sephirotoカバラ数秘術

エスの誕生から死までが道徳的教訓を中心に整序されている。この「聖書」ではイエスによる道徳的教えが数々引用され,系図の省略や並行記事・重複記事の一本化などの簡略化が行われ,受胎告知,病気なおし,死後復活ーなどの奇蹟物語や超自然的な出来事が粁並み削除された,合理的に理解可能な「人間イエスの生涯と教え」として再構成されている。

webcache.googleusercontent.com

jesus195876.blog.ss-blog.jp

http://m-mikio.world.coocan.jp/viadolorosa1.html

http://m-mikio.world.coocan.jp/holysepulchre.html

 いろいろと見たが、よくわからない。👇を見るのが一番だ。

 

kurihon.seesaa.net

なるほど、聖杯か。くしゃみをしてラッキーだったね。
だけれど、先生、

今日の英単語 - Archive256
ピーターは濡れてdampになるけれど、これもともと「毒ガス」らしいよ。
ちなみに、聖書で、「底なし沼」はAbandonで地獄のほか悪魔のことを指して、別名、angel of deathらしい。イナゴの王で、泥棒の王!
くしゃみをしても誰も祈ってくれないものだから、こんなのが身体に入ったら大変!
jumped into a can
jumped out of a window
jumped up and called out 'Stop theif!'

 


数字の秘密も書かれているのだろうか。
むしろ皮肉っぽくて、ユニ派に関係があるのか「人間っぽさ」を感じたなぁ。
そういった意味では『なんで人気があるのかわからない』(本人談)は案外正直な気持ち(かこれも冗談っぽい皮肉ーイギリス人でしょ?)だったんじゃないかと思う。