パルプ小説とチャンドラー

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これってね。(80年代から)90年代初頭に、江口寿史がギャグにしてたよ。
『爆睡』って、江口寿史のキャラクター『爆発五郎』が最初らしい。
要は、それまでの漫画の描写をパロディーにしてゆくってことをやっていた。その中に劇画調、ハードボイルドものもある。

それは良いとして。
パッと見、モンタージュ技法だよね。そうして日常生活の「異化」を図っている。
「異化」にそもそもサスペンス要素が入っているところ、リアリズム演劇風の心理の移ろいを不自然に浮き出させて、ともすれば不条理にも見える(異化の)演出効果をあげている。。。。なんてねー、江口寿史の前だと超ダサいっていうね、いやわたくしが。
作品は素晴らしい。

そうか、江口寿史は連載が続かない作家で有名だったけれど、こうすれば続けられたんだね。

 

 

異化効果 | 現代美術用語辞典ver.2.0

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