東條英機と森林太郎

 

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それでは、東條に責任がないのかというと、そんなことはない。
ただ、石原と比べるまでもない、という話である。

誰と比べるべきか。
森林太郎森鴎外)である。

典医の家に生まれた森には闘争する相手が居り、また闘争する気質が備わっていた。
当時、論争好きは珍しくもなかったようだが、彼は、闘争すべきと考えていた節がある。そこには政治工作も含まれる。
森林太郎には、当然、責任があった。

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