文法という「型」をいったん意識的に習得することで、徐々にその「型」を、無意識のうちにバックグラウンドで活発に活動するものに育てあげることができ、英語がきちんと理解できるようになる ー 「正攻法」の英語学習の進め方を紹介する良記事😊 ぜひ御一読を!https://t.co/OU0xCh9DPP
— Early Bird (@41isyoichi) March 31, 2023
面白かった。特に、「袋小路文」の説明が。
僕が手にした最初の英文法のテキストは、学校の先生が配布してくれた だったんだよね。これは一橋の先生が執筆されたのではなかったかと思うけれど、500頁ほどある詳細なもので、「ハンドブック」並みの内容を備えていたと思う。過去分詞による形容詞句の説明も載っていた。残念ながらもう手元にないが、
fallen tree
の説明が思い出される(受動態と完了形の解釈)。
これは品詞の説明から文型の説明へ自然に移行する構成となっていて、品詞と文型が相補的に理解できる点が優れた点のひとつだと思った。
パングテン方式とは以下のようなことであるが、
- 体系的に構成されているため、必要な条文を検索しやすい。
- 重複を少なくして、条文の数を少なくできる。
- 解釈の幅を広くしやすく、解釈を統一しやすい。
欠点としては、
- 法学初心者・一般国民にはわかりづらく、使い難い。
- 現実の事案に適用する際には、必要な条項が散在してしまう。
(パンデクテン方式 - Wikipedia)
であり、
これは
(概念法学 - Wikipedia)
に拠っているとのことである。
このテキストにおいても、ただ、(受験英語の)初学者が最初にこれを手にするのは、勉強が散漫になるかな、と思う(本当は、高校受験で英語を勉強しているから、受験英語の「初学者」というのは、変なのだが※)。
その点で、薄っぺらいが、実践的な受験参考書剣(兼問題集)だった他のものが、役に立った。学習当時の感想としては、5文型を理解すれば英文の8割は理解できてしまうのではないか、と感嘆したほど、5文型の理解に優れていた(それが真実であるかどうかは未だに分からない)。その薄さでこの理解なのだから、勘違いでさえなければ、コストパフォーマンスはおそらくきわめて優れていただろうと思う。
当時、大流行りだったのが、『英語の構文150』で、一部にではあるが、戦後の最初の所謂「ゆとり世代」だった(つまり、巷間言われる「ゆとり世代」の親に近い世代。70年代生まれ。戦前にも似たような蔑称はあったかもしれない。)私たちを揶揄する材料ともなっていた。
ただ、構文の暗記に関しては、先の一橋の先生のテキストも半ばそれで埋められており(後半になるとそれが著しい)、学習のため巻末にそれをまとめていたが、150どころではなかったように思う(実は、「127」という数字を覚えているのだが、これが、巻末に127文掲載されていたけれど、抜粋されていて、実際は、150以上の文がテキスト中に掲載されていたのか、単なる中途の数なのか、明瞭に思い出せない—なぜなら、当時面倒くさかったからだ。嘘の5・3・8じゃないけれど、好きな数字の羅列なのでどうも怪しい)。
戦後初のnativeな消費者である私たちの世代の慣れなのか、市場の中から厳選した学習用の辞書(今でも使う、ぼろぼろの、「旺文社」。これに勝る初学者用の辞書はない。)から、高校程度の単語6000語をピックアップし、一通り目を通したとはいえ、ずぼらな私はその後、構文はなんとか覚えずに済ませたいと願っていたもので、所謂「ハラセン」と呼ばれる参考書を買ってきたら、これがまた、評判以上の優れた参考書で、「自分にあっていた」以上に「自分の従来の構想が表現されて」、「知識を獲得した」以上に、もやもやとしたものに輪郭を与えられて「大いに自信となった」参考書であった。そういう出会いはしばしばあるものである。
だからと言って、「ハラセン」で終わってよいとは、今はまったく思っていない。
「言語」とは違って(英語も含めて)「国語」というときそれは「法」だろうと思う。
少なくとも、法学の歴史が参照されてよい。
※実は、「文法ばかりやっている」批判の裏腹で、「文法」をやるにも、やり方が問題になっていることがわかる。要は、中学校の頃の文法は、「サイタ サイタ サクラガサイタ」方式で、多分に経験的であり、日本語話者から日本語話者への「スピーキング重視(継時学習)」であるがゆえに「暗記重視」であると言える。同時(学習)的な分析概念を欠いているのだ。
- 認知レベル 継時認知(統合的)/同時認知(分析的)
- 文法レベル 言語学上の「文法」/英語学上の「文法」
就中、認知文法 - 文化レベル 英學の対象となった「カテゴリー」
[検討]https://chat.openai.com/chatからの回答
—認知心理学上の「カテゴリー」とはどのようなことでしたか
認知心理学における「カテゴリー」とは、類似した事物をグループ化する心理的なプロセスを指します。人々は、多くの情報を処理する必要があるため、環境中の刺激を簡略化し、整理する必要があります。カテゴリー化は、そのような認知上のニーズに応えることで、情報処理を効率化するために行われます。
認知心理学におけるカテゴリーは、以下のように定義されます。
- カテゴリーとは、同じような特徴を持つ事物のグループを指します。
- カテゴリーに属する事物は、共通の特徴を持っています。
- カテゴリーには、上位カテゴリー(例:動物)、下位カテゴリー(例:犬)があります。
- カテゴリーは、それに属する事物の特徴を記述するために使用される言葉(例:犬は四足動物で、毛皮がある)を含む概念です。
認知心理学において、カテゴリー化は、新しい情報を受け入れ、それを既存のカテゴリーに適合させることで行われます。カテゴリーは、同じカテゴリーに属する事物の特徴を理解することを可能にし、新しい情報を認知する上での手掛かりとなります。また、カテゴリーは、概念形成、学習、推論、決定などの高次の認知プロセスにも関連しています。
—アリストテレスの言った範疇とは英語で何と言いますか
アリストテレスの言った「範疇(はんざ)」は、英語では「Categories」と訳されます。
—範疇は「はんちゅう」です
おっしゃる通りです。誤った情報を提供してしまい申し訳ありませんでした。「範疇」は、日本語で「はんちゅう」と読みます。英語では、引き続き「Categories」となります。ご指摘いただきありがとうございました。
—認知心理学上の「範疇」とはどのようなことでしたか
認知心理学における「範疇」とは、ある特定の属性を共有する物事のグループを指します。これは、人が世界を理解し、情報を処理するための認知的な手段として重要な役割を果たしています。範疇化により、人々は大量の情報を組織化し、整理することができ、新しい情報についての推論や決定を容易にすることができます。
認知心理学における範疇の特徴は以下の通りです。
- 範疇に属する事物は、共通の属性を持っています。
- 範疇は、上位範疇(例:動物)と下位範疇(例:犬)に分かれることがあります。
- 範疇には、典型的な事例があります。これは、範疇内の一般的な特徴をよく表しているものです。
- 範疇は、認知的なシェマ(枠組み)の一部であり、それによって新しい情報を処理するための認知上の手がかりを提供します。
認知心理学における範疇化は、学習、記憶、言語、推論、決定などの認知プロセスに関連しています。たとえば、新しい情報を理解するために、人々は既存の範疇に新しい情報を適合させることができます。また、範疇は、人々が物事を分類し、整理し、概念を形成するための基盤となります。
このような英語を巡る「学習史」にはいろいろな文脈が付随する。
- 現場のALTからの長年の提言
彼ら自身が母国で受けて来た教育の影響
「会話」と「対話」の違い - 大正期の師範学校の提言
海外の研究を参照した、「自主」「自由」など、「人間」主体のアイデアで、従来の帝大型教師への批判 - 戦後の増淵・荒木論老
これらに共通しているのが、「暗記教育」を含めた「押しつけ教育」への批判だ。
底には、人間は、(単独で成立する)合理的主体か、(社会ごとに成立する)文化的主体かの考え方の対立がある。言語は「主体」の獲得プロセスであると位置づけられやすい。