「ワーク」の分際で人生に割り込んでくるんじゃねぇ

名言出ました👏

これきっかけのことばなんだよね。

"Black lives matter"

じゃないかな。
非黒人は黒人にNワードを使えない。でも黒人は使える。
職場では「結婚しないの?」と聞けない。でも本人は言える。

こういうことってとりわけ日本で大事で、つまり日本人の「公私混同への毛嫌い」ってそれぞれで一色に染まることを帰結するけれど、「そうじゃない」ってこと。
存在をカメレオンに模していいわけじゃないんだ。
揺るがせにできない。
職場だろうと、存在は存在。
それは自己所有の問題であって、だから他者にとっては、アンタッチャブル
アンタッチャブルというのは、自由だということ。
すなわち、管理対象にできるのは、高々業務に過ぎないということ。
そのことに気付くことじゃないだろうか。

ボクが常々、セクハラはパワハラの一類型で、(人格を潰して)対象を支配するにはもっとも効果的だから選好されるって言っていることを、裏側から言っている。


これはなんちゃっての思想傾向でしかない「保守」へも「リベラル」へも言える。
例えば、或る世界的に著名なアスリートへのインタビューが、誤信された。
彼女は(実質)「アメリカ人」として活動しているからもちろんアメリカン・イングリッシュで答える※。それを誤訳したのだ。
誤信したことも失礼な話だが、その言い訳があまりにひどい。
まともな政治感覚ではない。

彼女は明確に主張した。
すなわち、その言葉の始まりは謙虚な(日本人にとっては。)客観的な装いだったけれど~或いは、日本人の聞きようによっては~一転して、主張に変わった。
彼女は、それは(自然科学の問題ではなく)極めて政治的な問題だとわかっていて、一個の人格に当然に許された自由と責任の名のもとに、述べた。

つまり、彼女は言ったんだ。
「主文 死刑」。
通常は、この後に傍論が続くけれど、それについてのみ彼女は「よく知らないから」と留保した。それは主張しなかったことを意味しない。代わりに立場を明確にした。
それは、聞き手に敬意を表した、譲歩の敬体で始まり、主張を主文として、最期に明確に自己の立場を述べて旗幟を鮮明にした。

たった、それだけの常識的なことが、恣意的にフレイミングされた「翻訳の問題」から、主文を「無意味」として、その埒外に打ち捨てて、本当の意味を二重底の下に隠してしまった。
何のために謝罪したのか。彼女は(日本人の感覚に合う)「公示の原則」(事実は確認しないとわからないから、表示を信じないこと)を述べたのではない。
誠に無礼であると断ぜざるを得ない。
それは機械翻訳のせいではない。

アメリカ人の英語は、ヨーロッパ人が口をすぼめて鼻にも反響させる籠った音を出すのではないから、日本人にとって聞き取りやすい。それを『綺麗な英語』と言うのは、どういう了見だろうか。「あいうえお」を輪唱させたいのだろうか。そのテキスト全体の色合いを示してる。