上杉慎吉伝

 👇ビッグバンを考えたのキリスト教ルメートルであり、ホーキングの特異点理論をローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は称賛した(特異点理論は研究の経過であり、ホーキングはその後「神の御業」を必要としない無境界理論を発表した)。

カトリック教会はビッグバンを歓迎した(三田 一郎) | ブルーバックス | 講談社(1/3)


イギリスの歴史も良いが、日本の近代史の見直しが進んで欲しい。
ただ、wikipediaの『民法典論争』を見ると、意外に巷間の理解が進んでいるように見える。

明治憲法の制定史話

明治憲法の制定史話

  • 作者:葦津珍彦
  • 発売日: 2018/02/01
  • メディア: 単行本
 
甦る上杉慎吉 天皇主権説という名の亡霊

甦る上杉慎吉 天皇主権説という名の亡霊

 

つまり、自由放任主義をどうするか、をドイツ法制史の文脈で(再)理解したのだ。
対立項は、エスタブリッシュ(資本家)の先発(先取)利得を保護するか、(貧窮化する)後発民衆の保護を訴えるかであった。自由は(人にではなく)資本移動にあるーこれが民法典論争の研究の白眉である(だから、このとき「個人」は「家長」を指す。おそらくその「家」がユンカー的な資本蓄積を企図する社団だったからで、その本質が相続にあったからだ※4)。ただ、天皇は、北一輝の云うようなナポレオンではなく、一揆のシンボルであった。北はまだ若かった。
※4 だから、中央の国政ばかり見ていても埒が明かず、この国の民主主義が、国会・府県会/群会・町村会の二層構造を為していたことが同時に語られるべきである。民主主義は、議会/教育/税を照らし合わせたほうが理解が進む。