今日の社会

 

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わからないことを説明する課題シリーズ

前回

【第1課 具体的に書く(1)】
燃料気化爆弾を説明しなさい

ミサイル内部に仕込んだ炸薬が爆発するときの瞬間的な加圧による突沸を利用して気化した液体燃料の雲を作り、そのときに発生する静電気で着火すると、2000メートルほどまで雲の広がった範囲に被害をもたらす爆弾。

この突沸を利用することが、爆縮を利用した物理学的な兵器である核兵器に爆発までの経過が見かけ上似ているが、燃料気化爆弾は化学的な反応によるものである。

この説明が正しかったかどうかは別として。
説明の仕方の訓練として適正だったか。

どうも讀賣が間違えたらしい。自分も間違えているだろうから※他人のことは言えないが、原理の本質に関わることらしい。

※周囲の空間から酸素を奪い、高温反応を引き起こす兵器

ロシアの「燃料気化爆弾」は人間の肺の酸素も吸い上げる(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

自分が「間違っている」と言ったのは、燃焼に関してで、そのメカニズムがわからなかったから、とりあえず電子の剥離による静電気の所為にしてみたけれど、混合気がどうなるのか、こういったことだったんだよな。門外漢だけれど、式を見た方がよいのだろうか。ここでの自分の課題は、「わからないことの説明」に対して「文の構造をしっかりさせる」狙いがあるんだな。語彙・意味に頼って誤魔化さない。まずしっかり、構造を作りこむ。「意味」で間違えているなら、語彙を交代すれば済むハナシ。

あらためて発見したのは、「式」の便利さ、確かさ。科学を理解するって大事なことだと思った。式の適切な理解に到達していれば、受け取り方が全然違うと思う。
勉強って大事だね。

【第1課 具体的に書く(1)】

爆発反応装甲を説明しなさい

戦車の外部に補助的に取り付けられた金属版に被弾の圧力で爆発する火薬を仕込んであり、成形炸薬弾に被弾した際金属板を吹き飛ばし、当該弾頭にぶつけることで、進行軸上に噴出するメタルジェットの発生を弾頭内部で攪乱して阻害することで、戦車本体への貫徹を防ぐ。

発射された成形炸薬弾の内部では、着弾と同時に尻に置かれた起爆薬が点火すると、炸薬の爆発のエネルギーが拡散せずに、順次前方へ進行軸上の一直線に向かって集中するように成形されており、そのエネルギーが波となって十分伝わると内張りの金属が液状化して(金属の)噴流となって飛び出すメタルジェットを発生させて、その威力が戦車の装甲を貫くことが特徴となっており、いわば「(液体)金属水鉄砲」のようなイメージが近いかもしれない。

このとき、軸がずれると、(液体)金属が勢いよく飛び出さず、尿漏れしたようなこととなる。

爆発反応装甲 - Wikipedia
成形炸薬弾 - Wikipedia

文章が熟れてこないなぁ。「十分」を入れた。専門用語を避けたが、大事な事。

 

要は、成形炸薬弾の方は、(液体)金属水鉄砲なんだけれど、それが進行軸上で爆発の波が前方へ一直線に伝わることでできるから、ちょっとでも軸をずらして、爆弾内部でエネルギーを攪乱させて(前方からジェットを)噴流させないって発想だろうと思う。

そのとき、垂直にぶつけても、効果がないっていうね。軸をずらさなあかん。
ミートしなくていい。カットで十分という発想。