さて、回答してみる。（一）「下手いのは病気の所為だと思いたまえ。」に現れた子規の心情について説明せよ 東菊にことよせた自己の境地の寂しさから慣れない画を描いてみたが、似つかわしくない拙さから末期の猶予を失っても猶友情を求めて、思わず弱音とな…

それを「強がり」と読んでしまうのは、寂しくないかい。 とボッチの私がうぞぶいてみる。 これだと強がりだな。 彼らのは、甘い友情だよ。ホモソーシャルだな。 markovproperty.hatenadiary.com 「夏目激石氏は真の意味に於ては自分の先生のやうな方である、…

markovproperty.hatenadiary.com 要は、こんな感じである。 整理をしていたら荷物の中に故人の描いた画を見つけた。活けた東菊が萎みかけた様子で、そのころ熊本に居た俺に、「熊本はにぎやかだろうけれど、こっちへ早く戻って来いよ」と添えて寄越したのだ…

だから、漱石は偲んでいるのであろう。それが彼の償いである。償いとは本来そうでないもので埋め合わせることである。子規の文には償いがなかったのである。償いがなかったのであるから、ただ愚直なだけである。 おそらく子規にもそれがわかっていた。そこに…

この文章は、夏目漱石が正岡子規を偲んで記したものである。子規は闘病のかたわら「写生」を唱えて短歌・俳句の革新運動を行い、三十代半ばで逝去した 2021東大国語/第四問/解答解説｜国語王☠️｜note markovproperty.hatenadiary.com さて、問題は「子規の心…