『四本足なのに、歩かないものは』
足・脚(あし)とは - コトバンク
「足」「脚」「肢」 - 違いがわかる事典
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結局、最初の発話ジョークを敢えて分析的に見ると、n()を動詞化して、行為選択における主体の位置をベン図で示すことができることがわかった。
多くの理解のあるひとには、(論理的な理解というよりも、)職業柄、構文構造的理解~コマンド(行為命令)群の統合(順次)的理解によって錯誤に陥ったと理解されていたことを踏まえ、if文の、発話的意味を考えた。
「云々が」と言うときの「が」は逆説しか意味しないか。
Ames ,who stole from the FBI,is now bihind bars.
(非制限関係詞)
前提と慣習的含みに対する投射現象の分析/伊藤友理奈,峯島宏次,戸次大介(お茶の水大学)/言語処理学会第23回年次学界/2017
どう訳せばよいだろう。
エイムスはFBIの隙を突いて、今、どこかのバーに隠れている。
だろうか。英文上の表現では、何を「盗んだ」と言っているか。stole a base(盗塁)よろしく、stole some bar ,but we don’t know which といったところだろうか(また∃⦅存在命題⦆が出てきた!)。日本語では、「FBIの目を盗んで」としても、文意としておかしくないだろう。これを、
エイムスはFBIの油断に乗じたのだが、今、どこかのバーに隠れている。
でとしてもそれほど奇妙に感じないのではないか。このときの「が」は、逆接ではない。『なのに』には、これに近いことを感じる。一方で、このなぞなぞには、やはりフェイクの要素もあって、(意味論に根差して)「にもかかわらず」と否定のニュアンスを込めているようにも思える☟。なぞなぞなので、トリッキー(トリックスター的)であることは、十分考えられる。つまり、価値転換である。ならば、できる「のに」できない、という構成を採っていると考えても、不自然ではない。
これが最初のジョークにも見られた、ジョークの複合性で、慣習的な発話的意味合いも持たせつつ、トリッキーでもあるのではないか。一筋縄(いや、一条の文理)でゆかないのがジョークである。
☟何が否定されるか
(補訂)最初の部分、「逆接」を、「必然性」で説明しましたが、条件への期待等の含意で説明するのがいいということを田窪先生よりのご指摘がありました。ちょっと前後関係の繋がりが悪くなりますが、単純な「論理」だけではないということでご了解ください。
— yhkondo (@yhkondo) 2019年10月21日