なんか話題みたい。
若干、混乱するのは、これ本来「わいせつ」の話であって、ただ「わいせつ」とは言いたくないーなぜか（政治学的理由ーから展開する法学的理由）、ということ。
法学（乃至法律）上の問題で政治学上問題を並列に置くのが流行っているのか、「学術会議」の問題もそうなんでけれど※。
※憲政上の（伝統的な）代表問題（「民主主義」と謂うとき、原因論的にだれを代表に、あるいは目的論的にどのように代表を決めるのか。→普通選挙、職能代表）をめぐって、憲法上の「人権カタログ」と（政治学上の）自由主義がいっしょくたに議論されている。
👇昔？は、司法試験の試験科目に「政治学」があった、今は知らん。
ここで少し寄り道をすると。
「お慶び申し上げます」の「慶」が常用漢字にないために、「お喜び申し上げます」と書くようになって久しい。
これは同じ意味なのか。
法人にしろ、個人（自然人）にしろ、人格を有しているので、「喜ぶ」ことに違和感はないとして。まさに、自然人を「個人」書いて不自然でないように、個別の感情を「所有（排他的支配）」している道理からだ。
「慶」とはそういう意味だったか。
つまり、戦後の或る流れがあって、私的感情を擁護して、「権利」をどう社会の主題的要素として、社会の構成単位として、確立するかを模索してきたんだね。
その中で、「伝統講学的理解」と謂われる（医師法上の）「反射利益」という考え方を遠ざけて（「義務」対「義務」ではなく）「（ 、患者の）権利」を打ち立ててきた。「社会」に解消されずに（第三者を経由することなく、当事者間に）、固有の利益の存することを認め、その回復を支援する考え方を進めてきたと言える。大まかに言って、「公」から「私」へ利益を返す動きがあった（極北は「公共の福祉」論の否定）。
さて、「性的搾取」だけれども、これはもちろん「自己支配」と「正義の偽善（ロールズの「負荷なき自己」を措定して成立するとみられる『正義』論への批判）」が根底にあって、「私」に根差しつつ、「公」に至らず対抗できる「女」に実在性を求めて※、対抗する言説で、実は裏で批判（前提にさかのぼって議論）されているのが、「わいせつ」議論における「公共性」なんだね。
※「男女同権」と謂うとき、それは個人の尊厳を反映するのに過ぎないのか、（「個人」から）独立した実在性を認めるのか。
だから、わかりにくい。
ある人が「そのような性的表現は私には不快である」といえばよいではないか、と言ったが、至言で、「公」をあえて避けるのであれば（「公共の福祉」論を避けるのであれば）、憲法第13条の「幸福追求権」に根差すとしても（それもまた憲法上の自由であって、内在的な問題を生じるため）、どうすればよいか。
公序良俗 - Wikipedia
公序良俗と公共の福祉は似たような意味ですか？ - 両者は全く異なる概... - Yahoo!知恵袋
👆勉強になった。行政学に、「許可」と「認可」の違いがあって、それを思い出した。
それぞれ一言で簡潔に述べると、「許可」は禁止の解除（違法→適法。もとより無効である違法な行為を適法な行為へと転換）、「認可」は適法な行為の補完（実現への追加的充足。もとより適法な行為であるがそれを実現するにはそれだけでは不十分で、取り消しうる）コトバ解説：「許可」と「認可」の違い - 毎日新聞
この説明では、『公序良俗』とは、私的自治に関してその実現を国家が補完するとき、法は規範として、その国家の行為を（一般的に）制限することを意味する。
ここから、「わいせつ」（「公共の福祉」論）と区別して、「性的搾取」を考えると、彼女たちの権利は、社会において、その利益を損ねる反対利益の実現を充足することを受け入れないことで実現する、という、複文的な主張であると思う（ただし、具体的争訟性を欠くので、原則乃至一般的には、裁判には至らない。例外的な事例、あるいは、極端事例はあるか？）
文の構造 | 日本語文法 | 単文・重文・複文・重複文とは | Pro Writers
行政書士の試験科目より 〜「一切の法律上の争訟」は「具体的な争訟」と同じもの | 資格スクエア MEDIA
裁判所（司法権が及ぶかどうか）
補完（ほかん）の意味 - goo国語辞書
そうか。法律用語辞典もそうだが、普通の国語辞典を引き引き、一語一語確認しないと、不適切であったり、過不足があったりして、意味不明な文章になる。
間違っていたら、申し訳ない。
👇なお、「（おっさん）上級者向け」。ナイーブな人たちは、ひょっとしたら、閲覧注意。でも、いろいろと考えさせられる記事あり（ 【なぜ？】美女が “スカートをめくってパンツを見せまくる動画” を発表 → 深いワケがあった 沢井メグ 2017年11月2日 ）
下着 にまつわる記事 | ロケットニュース24
