政体史と制度論

だから、戦後の安倍晋三と戦前の宇垣一成は、民主主義(政体史)の発展史に関して、研究すると面白いかも知れないと思っているよね。

宇垣の組閣阻止って、たまたま成功したけれど、実はこれは以前から日常的に行われていたことに過ぎない。石原の「天才性」などは関係がない。宇垣自身も突き上げを行っていた。

仮に、宇垣も安倍さんも(まだ葬式も49日もすんでないので。)個人閥を作った歴史の転換期にいたヒトだと思うと、考えさせられる。

あまりに執拗な、しかも、無意味な騒動が日常的に、、、、行われていることに。
だからと言って、今後、この国で再びファシズムが進行するとは思えないが。
むしろ、ファシズムに対抗しているだろう。

 

上杉慎吉に関しても、一般的に手に取れる本では👇以外ではほとんど見るべきものがない。ネタ本はあるけれど。
「リベラル史観」の壁は厚い。「吉野作造」という「正統」な噛ませて(或る意味で)誤魔化さないと真っ当な叙述ができない。

 

日朝国交正常化交渉の「中に居た」元外務省職員の方の書いた、半ばネタ本。
内容は不正確(「不正確」という以上、内容を取り上げないとルール違反か。失礼しました。要は、首席云々の話だけれど) 

だからと言って読まなくていいのか、という葛藤。
この人のメルマガ、無償版だけ読んだけれど、面白かったんだよね。
東京の隠れ家的な良店を紹介するネタが。アレずっと読みたかったな。課金が嫌でやめたけれど。
その或る隠れ家的な良い店から話が始まる。「白山」をキーワードに。

 マジですか

って感じだよね。この昭和ノリにそそられる。

陰謀ネタって基本的に面白いんだよね。八幡さんも原田さんも陰謀については何にも書いてないけれど、話の雰囲気でくすぐって来るよね。元官僚本にありがちなのか、角度は付けてくるよな。

 

なんていうかな。

  1. 問題の見立て
  2. 具体例

の順で考えないとダメかな。すなわち、

  1. 優れて法学的な概念であること
  2. したがって、国情に即していること

1に関しては、これが、政治学でも社会学でも取り立てて議論されることはなく、法学の問題であり「制度的補償」と理解されていること(ここで、ひょっとすると、「国体」「政体」「忘れた」論を思い出すことがあるかもしれない。したがって、丸山政男を出す人は、先ず居ない。)

2に関しては、(法制度の比較分析において)アメリカを取り上げるのが、一般的であること。