ピートは聖ニコラウスのそばで踊り、子供達にお菓子を投げるいたずら好きの褐色の肌を持つムーア人だ(ユーロニュース)。ドランさんによれば、ブラック・ピートは、10世紀の中ごろに、童話の中の聖ニコラウスのお手伝い役として、初めて登場した。
赤字強調は引用者。
10世紀の中ごろのオランダと言えば、
神聖ローマ帝国とは、要は、カール大帝に始まる、ギリシャ帝国(東ローマ帝国;ビザンツ帝国)に取ってかわった、ドイツ王の帝国らしい(ドイツ帝国というと、ややこしい)。
バルバロイが皇帝になった。また、地中海沿岸部に栄えた帝国が、ライン川を境界とする内陸部へ移った。
ドイツの世界主義は、イスラム教や地中海貿易の話をすっとばすので、よくわからなくなる。それはアンゲラ・メルケルまで続くドイツの宿痾で、メルケルが施行した「寛容な政策」もイベリア半島の歴史を無視して初めて「美談」となることに私たちは騙されやすい。