馬渕のチラシに載っていた一問
— たけちゃん先生 (@takechan1414213) October 9, 2023
小学生なら「等積変形」で解くのでしょうが
高校風に問いていたら
sinθ=sin (π-θ)が上手く「はまって」感動したので
挙げてみました。
余り感動では無い? pic.twitter.com/NPiaakfjXZ
面白かったので、付け足してみた。
先生もsin(3θ)に言及しておられるけれど、
sin(15°)は二倍角(或いは、半角)の公式で、sin2(θ/2) = (1 - cos(θ)) / 2
sin2(15°) = (1 - cos(30°)) / 2=(1-√3/2)/2=(4-2√3)/8
の二重根号をはずして、(√3-1)/2√2=(√6-√2)/4
よって、sin(15°)=(√6-√2)/4
このとき、sin(165°)=sin(180°-15°)=sin(15°)
同様に、cos2(θ/2) = (1 + cos(θ)) / 2より、cos(15°)=(√6+√2)/4
このとき、sin(30°)=1-2×sin(15°)×cos(15°)=1/2
sin(75°)は加法定理で、sin(75°)=sin(60°+15°)=sin60°cos15°+cos60°sin15°のたすき掛けであるから、1/2×(√6-√2)/4× +(√6+√2)/4×√3/2=
(√6-√2)+(3√2+√6)=(√6+√2)/4。よって、sin(75°)=cos(15°)
このとき、余角の公式sin(90°-θ)=cosθ、cos(90°-θ)=sinθより、sin(75°)=cos(180°-75°)=cos(15°)、cos(75°)=sin(180°-75°)=sin(15°)
ちなみに、θ=15°のとき、sin2(2θ):sin2(3θ):sin2(4θ)=1/4:1/2:3/4 は表にある通りである(sin2(θ)の行、θ=30°,45°,60°の並び)。
それぞれに二乗した値を比べると、そのうちの2つの和が残った値に等しいので、三平方の定理が成り立つ(ただし、θ=15°,75°,105°,165°は上記の通り)。
確認する。
sin15度、cos15度、tan15度の値と求め方 - 具体例で学ぶ数学
どうもこれで大丈夫だ。情けない。
正七角形は成り立たないみたい?
不思議だねぇ。
Cf.ガウスの正七角形の作図
今度暇が合ったら、考えてみたい。面白いね。
markovproperty.hatenadiary.com
(場所を見失いかけているので。メモ貼りつけ)
—A,60-A,cosA,cos(60-A),h,r:1-r A=10,15,20,30でテーブルにしてください
分数表示にしてください
なお、1+2*h^2-2*h*(cos(60-A)-cosA)=0で求めたhです なお、r=1+h^2-2*h*cosAです
[追記](1-r)^2とすべきところを1-r^2としてしまったらしいので、それは無視して。
以下は、A、60-A、cos(A)、cos(60-A)、h、r、および1-r の値をA=10、15、20、30の場合に計算し、二重角の余弦の公式を使用して分数表示にしました。また、1+2h^2-2h*(cos(60-A)-cosA)=0で求めたhの値も含まれています。
A | 60-A | cos(A) | cos(60-A) | h | r | 1-r |
---|---|---|---|---|---|---|
10 | 50 | √5/10 | 1/2 | √(5/18) | 1/18 | 17/18 |
15 | 45 | (√6 + √2)/10 | (1 + √3)/4 | √(6/23) | 2/23 | 21/23 |
20 | 40 | √10/10 | (√3 + 1)/4 | √(5/21) | 1/21 | 20/21 |
30 | 30 | √3/10 | (√6 - √2)/4 | √(1/9) | 1/9 | 8/9 |
このテーブルにおいて、最初の 4 つの列は A、60-A、cos(A)、cos(60-A) の値を示し、それから 5 番目、6 番目、および 7 番目の列は式 1+2h^2-2h*(cos(60-A)-cosA)=0 を解いて求めた h、r、および 1-r の値です
君―。間違いだらけじゃないか。安心して任せられんな。
こちこちと自分で計算するか。エクセルでパっと出ないことを(パイソンを使わずに)任せてみようと試したけれど、うまいワケにいかんねぇ。やれやれ。
LaTeXコードで正七角形を描いてって言っても、正六角形にしちゃうというね。
「あれ?」と思って。
とりあえず、既算のものを
A | 60-A | cos(A) | cos(60-A) | h | r | 1-r |
---|---|---|---|---|---|---|
10 | 50 | |||||
15 | 45 | |||||
20 | 40 | |||||
30 | 30 |
sin10°、cos10°ってどうやって求めるんですか?? - 教科書の... - Yahoo!知恵袋
面倒くさい。
cos20°=2cos210°-1={(-1)1/9−(-1)8/9}/2
かな?あやしい。
cos40°=2cos220°-1={(-1)2/9−(-1)7/9}/2
そうすると、
cos80°=2cos240°-1={(-1)4/9−(-1)5/9}/2
sin10°={(-1)4/9−(-1)5/9}/2であり、また、このとき、余角の公式より、cos80°=cos(90°-10°)=sin10°
一応、成っている。
sin20°=2sin10°cos10°={(-1)8/18−(-1)10/18}/2 × {(-1)1/18−(-1)17/18}/2
={(-1)7/18−(-1)11/18}/2
sin40°=2sin20°cos20°={(-1)7/18−(-1)11/18}/2 × {(-1)2/18−(-1)16/18}/2
={(-1)5/18−(-1)13/18}/2
よって、cos50°=sin(90°-50°)=sin40°={(-1)5/18−(-1)13/18}/2
へーって感じ。
θ | 60-θ | cos(θ) | cos(60-θ) | sin(θ) | sin(60-θ) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 59 | ||||
5 | 55 | ||||
10 | 50 | ||||
15 | 45 | ||||
20 | 40 | ||||
25 | 35 | ||||
30 | 30 | ||||
60 | 0 |
おぉ、cos30°={(-1)1/6−(-1)5/6}/2=√3/2が、eiπ=-1から、i1/3=cos(90°/3)+isin(90°/3)=√3/2+i/2を許すと、成立する。このとき、cos30°=( i 1/3− i × i 2/3 )/2
θ | 60-θ | cos(θ) | cos(60-θ) | sin(θ) | sin(60-θ) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 59 | ||||
5 | 55 | ||||
10 | 50 | ||||
15 | 45 | ||||
20 | 40 | ||||
25 | 35 | ||||
30 | 30 | ||||
60 | 0 |
こりゃ便利だ。
これを皆に伝えたい。
〈ガウス平面〉に対抗して〈オイラー平面〉と適当に名づけとこう。実数軸の要らない世界。そんなことはないか。知らんけれど。
θ (度) | sinθ | cosθ | X座標 | L |
---|---|---|---|---|
60° | √3/2 | 1/2 | 1/2 | |
70° | cos20° | sin20° | sin20°/cos20°-√3/2 | |
80° | cos10° | sin10° | sin10°/cos10°-√3/2 | |
90° | 1 | 0 | 0 | |
100° | cos10° | -sin10° | -sin10°/cos10°-√3/2 | |
110° | cos20° | -sin20° | -sin20°/cos20°-√3/2 | |
120° | √3/2 | -1/2 | -1/2 |