しまった。見逃した。

素晴らしいドキュメンタリーだったらしいが、NHKは所謂「左翼がかった」政治的バイアスがかかりやすいのはよく知られていると思うが、実際に、ヒグマ駆除反対の運動があって地元を困惑させているとき、こういう文化的バイアスはどういう理由だろう?

やはりここからじゃないと、なかなかわからない。
トーマス・マンの説く、哲学としての「自然改造」。

それに反対する、「反近代」としての、「反自然改造」がある。

 

霞堤 - Wikipedia


www.youtube.com

要は、これと同じものである。

すなわち、「信玄堤」を「自然にやさしい」というかは、エネルギーコストの効率の問題に過ぎず、詭弁ではないかと思う次第である。

つまり、どんなところにも講釈はつく程度の話で、その都度の社会的課題の飾りを担ってきた程度のレトリックに過ぎない。

2.1 自然を改造する思想の誕生とその変化 

現代工業の誕生である産業革命以降、

「自然を改造する」思想と自然・人間の共生

これは経緯についておどろくほど何も説明していない。主題ではないから構わないのだろうか。

「反自然改造」キャンペーンは、私たちが小学生の頃盛んで、そのころにはヨーロッパ文明との対比で語られるのが普通だった。

おそらく、

金子みすゞ - Wikipedia

金子みすずの背景にあったものであると思う。

www.mag2.com

当時の童話、童謡の持つ意義とは何であったか。

以前のWikipesiaには金子も政治運動に参加した事実が書かれていたと思うが、どうだったか?