つまり、過疎問題なんだね。
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かつて、過疎も政治的に解決できると嘯いた連中がいたんだよ。
おかげで過疎化は進行した。
過疎地住民自身の「足による投票」でね。
彼らはその政治力を行使したんだ。
前回の話は、なぜ民主主義のジレンマが起きるかということだったけれど、これはおそらく、政治的資源の多様性の問題だ。
つまり、政治的資源が「手による投票」に偏っていると、1人1票の 機会的平等原則に則って、政治的効果にレバレッジがかかるというメカニズムのことだったんだ※。
つまり、若年層は、その豊かな能力故に、政治効果が小さいということだったんだ。
すなわち、代替手段がある。
※機械的平等原則の派生問題としては、地域代表による「1票の格差」問題がつとにしられているが、これは「地域代表」の制限ゆえの、実は、原理的には為にする議論だ。
多数決の原則と少数意見の尊重こそ民主主義の普遍的な精神です。選挙区の有権者の数だけ各議員に議決権を与えれば、一票の格差を①瞬時に②永久に③厳密になくすと同時に地方の多様な意見を国政に反映することができます。もういい加減、日本社会は論理的になりましょうhttps://t.co/zhXddLWQMj
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) June 16, 2022
かつての政治学なら、この問題は、投票制度の問題として、「大選挙区制」「中選挙区制」「小選挙区制」の比較が行われた。
藤原さんは、効果に着目して、「地域代表」 への投票権 の制限ゆえの問題と読み替え、説得的な議論を展開した。
これはかつての有権者(選挙権者)の「1人2票」を思い出させるが、違う。
民主主義とは選挙制度ではなく議会政治であるところの有権者(議決権者)の「1人2票」である。
「足による投票」の「内部化」が問われている。