60年代生まれの「反体制」(「反組織管理」)

そりゃ、

togetter.com

じゃないかって気がする。

これね、若い人はわかりにくいと思う。

中島 岳志 1975年2月16日 - 

なんだよね。60年代生まれと70年代生まれって、どの世代比較もそうであるように、やっぱり違うんだけれど、

60年(特に前半)代生まれ

  • 「教育ママ」誕生
  • 暴走族最盛期・校内暴力最盛期
  • 共通一次試験開始(ただし、1979年)
  • マハラジャ(第二次ディスコブーム)

70年代(特に前半)生まれ

70年代生まれは、社会変化の影響を受けやすかったかな。
マスでパワフルでポジティブな時代から、ガラッと変わって行った時代かもしれない。
変化の渦中だから、70年代生まれと言っても、その中で、大分差がある。

「規律型」って、要は、上の世代の締め付けが厳しいだけだからね。
だから、松本さんの裁判が、身に染みるわけよ。
気づいたら、いろいろなことにすでに巻き込まれていて抗えない。
そういう世代です(これについては、どの世代にも言えるかもしれない)。

 

markovproperty.hatenadiary.com

 


大事なのはね、現在および将来の若い人たち、子どもたちの世代が、暴力に晒されないこと。

知らないけれど、かつて週刊誌で報じられた「相撲の八百長問題」ね。事実か知りませんよ。ただ、掲載された記事によると、それを指導しようとする親方に「親方だって」と言ったということであって、それを言ってしまったら、もう進まないわけです。

現在および将来に向けて、裁判による救済の権利は残しつつ、過去は不問に付すことが求められます(だから、社会制裁なんて悪手であって、これを認めると同時に、上のようなことも認めることになります)。社会制裁は救済ではありません。

相撲界の変革の先頭に立ったのが、貴乃花親方です。
彼も70年代(前半)生まれです。

貴乃花 光司 1972年〈昭和47年〉8月12日 - 


「増長した」。あ、なるほど。要は、

元ツイートが探し出せない。田端さんは1975年生まれか。

面白いのはね、共通一次試験って、「バカロレア」を目指していたんだね。

大学共通第1次学力試験 - Wikipedia

「合理的主体」ですよ。
これこそ、戦前の師範学校教育に端を発する、或いは、基礎を有する、或いは、それに棹差す、戦後教育ですよ。増淵幸吉が都立日比谷高校で行った『山月記』教育です。

この著者は、伊藤さんという方で、

伊藤悟 - Wikipedia

現在もご存命で精力的に活躍していらっしゃるのだけれど、この方は、50年代(前期)生まれで、

しらけ世代 - Wikipedia 

60年代生まれの高校生を教える側だった。そこで「管理教育批判」を行ったんだね(つまり、その当時の高校生は管理教育をされていたのであって、その高校生が大学進学にあっては、「日本のバカロレア」を目指した共通一次試験を受験していた)。

大学入試センター試験 - Wikipedia 

になると、「マークシート」が特徴的に語られ、より学力の平準化が進んだのではないかと思う。すなわち、それまで都会を中心に広まっていた「偏差値」に代表される学力観で全国が統一されたのが、1972年ころで、70年代生まれは、共通して、そのもとでの教育を全身に浴びて育ったのだ(聞くところによると、「平準化」と「標準化」は異なる概念らしいのだけれど)。

学力偏差値 - Wikipedia

その1972年に大学に入学したのが伊藤さんである。

へー。そうなんだ。こういう総括イイよね。

自分から見ると、松本さんは「反体制的」であり、その「反体制」とは、それまでの「政治の時代」に「全共闘世代」の云ったそれとは違って、「反組織管理」のことであると思う(東京大学学生運動が  に始まったにも関わらず)。

私自身の感想としては、田端さんの云う「出入り業者」の語感よりは、松本さん本人が言った「演者」と「テレビ局」の語感の方が、 馴染み 、、、  が深い(彼は彼の収録番組の放送がテレビ局側に中断されたことに抗議して—腹を立てて—番組を終了させたことがあったはずである)。

集団行動の規律を重要視する組織野球は「管理野球」と呼ばれ[120][121]、それがチームのためであり選手自身のためという論理である[120]。そして、その管理は選手の私生活にまで及んだ。

広岡達朗 - Wikipedia

80年代に刊行された「管理教育」本一覧

「管理教育 1980~1990」の詳細検索結果 | NDLサーチ | 国立国会図書館

上手いな