トークショーの質疑応答で気付かせて貰ったことなんですが、Z世代は映画を倍速で見るという話題に対し50代位の方から「ビデオが1本1万円近くした時代の自分にとって自宅での映画鑑賞は正座する位の気概で挑むものでした」というご経験を教えて頂いて、「吟味する作品」が「消費するコンテンツ」へと→
— 好事家ジュネ (@DilettanteGenet) January 12, 2024
あ、それね。よい考察なんだけれど、ちょっと違う事情も入ってくるかもしれない。
- 生活形態
- 資産形成
1について。僕らなんかでも、倍速で観たい性なんだけれど、今はむしろテレビ回帰しかかっている。生活まわしながら「ながら視聴」できるから。スマホのストリーミングだとどうかってのはやってないからわからないけれど。PCだと時間を取られすぎる。
2について。資産形成の一環で、機材揃えちゃうんだよね。或いは文化資本形成としての「時間」がもっとも「贅沢」(で誇れる)って「わかる」からなんだよ。そこで人生の差が付く。それは旅行に行くのを自慢するモチベーションとあまり変わらない。あれも「時間消費」であって。
若い方たちだと、旅行日程も「倍速」する?
しないなら、一緒だよ。「金をかけて得られる「贅沢な時間」の差異を社会的ステータスの高い文化シンボルの享受として誇る」ということ。気分は「旅行好き女子」と、たぶん、いっしょ。
だから、敢えて区別するなら、僕のような生活の厳しい者にとってのストリーミングは「情報消費」、比較的資産に余裕のある方たちにとっては、「体験消費」になっていて若い方でも旅行をする感覚(特に、それをSNSにあげるような感覚)と同じ(旅行日程を切り詰めるのは誰か?)。
ヴェブレン財(Veblen goods)は、アメリカの経済学者であるソーンスタイン・ヴェブレンにちなんで名付けられた概念です。ヴェブレンは、19世紀から20世紀初頭にかけて、『金持ちの理論』(The Theory of the Leisure Class)などの著作で知られています。
ヴェブレン財は、通常の需要法則とは異なり、価格が上昇すればするほど、その財の需要が高まる特殊な商品を指します。これは一般的な経済学の法則である「価格が上昇すれば需要は減少する」とは逆の傾向を示すものです。
ヴェブレン財は、一部の高級品や高価なラグジュアリーアイテムに関連しており、これらの商品は価格が高いことがその魅力の一因となり、人々が所有することによって社会的地位や豊かさの象徴となるとされています。典型的な例として、高級腕時計や高級車などが挙げられます。
この概念は、価格と需要の関係において、一部の財が通常の法則とは逆の動きをする場合があることを強調しています。
今の「富裕層」の特徴的な人物として、
今は資産家だけれど、以前は、「半ば資産家」で、高級車を次々に乗り換えられていたのは、所有しなかったかららしいよね。これなんかも「時間を運用」していて、うまいよね(「オリックス方式」による時間会計)。マネージメント能力のこと。一種の広告宣伝費として計上した場合、ほとんどかからなかったみたいだしね。「時間」を中立に出来る、会計のマジック。アクションを「行為」として観て、その意味を考えるのは、法的リテラシー。「時間」を中立に考えるのが、会計的リテラシー。この違いがある(具体的には、「相殺」の判断に違いが出る)。
今最もホットなのは、受験で、受験はスポーツだけれど、
markovproperty.hatenadiary.com
それゆえに、マネージメント能力が問われる。「時間(を買うこと)」への購買動機が刺激される対象なのが特徴的だ。
ハッキリ申し上げておきます
— 壁打ち暮らしのチモッティー(どこまでもモブ推し) (@negative_chimo) January 7, 2024
池内先生に対しての不当な攻撃を煽った
大学教員、研究者の大半が
ほとんど競争的研究資金に採択されたことのない人達でした
博士号取得の有無は大学教員の評価指標の
ごく一部分でしか無いのです… https://t.co/6T66qEeM2z
熾烈な「プロスポーツ」業界。
すごいと思いました。勉強になりました。ありがとうございます。