5つ星のうち2.0      期待するほど深い内容ではない
2020年5月25日に日本でレビュー済み Amazonで購入

特に新しい知見を紹介するものではなく、ナポレオンの敗因がロシアの極寒であったことは昔から言われていること。 考察も、泥に戦車嵌ったら動かんようになるだろうなという極々当たり前な内容。 なぜ、当時の技術では気象予測を誤った(あるいは気象が不利なのを承知で作戦を決行したのか)くらいを知りたかった。 

 

知らんけれど。

面白い視点。石原莞爾はよくナポレオンを研究して陸大の   発表したけれど、日本の戦争ってこのニュアンスに近いよね。曰く、「戦争によって戦争を養う」。つまり、目標は「現地調達」だったんじゃなかったかな?だから、初手から失敗だったにも関わらず、結局は「戦争自体」が目的ゆえに止められなかった(目標<目的に注意)。要は、自転車操業だよね。
戦略的には、北欧支配の  じゃなかったかな?
ヨーロッパはいくつかのブロックに分割できるってアタマに入れとかないとピンに来にくい。ローマとキリスト教は、そういった意味では、ヨーロッパのイメージをぼやかしている。
ロシアってなんか、秦みたいなイメージ。そうすると反対に中央アジアの豊穣さって何だろうって思う。学校で習う程度のことは「鉄器」あたりだけれど。
 

戦術問答一千題

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