メインミキサーにちゃんと繋げられるか心配なので、ケーブルの勉強から。
markovproperty.hatenadiary.com
「TRSはステレオ信号じゃないの?」という方も多いと思いますが、TRSは後で出てくるXLR(キャノン)ケーブル同様「モノラルでバランス接続」として使用されるケーブルでもあるのです。
ほかにも、
ライブなどでアンバランス出力しかもたないシンセを使用する際は、DI(ダイレクトボックス)を使用してバランス変換するケースもあります。*「DI」:直接(ダイレクト)接続(インジェクション)の略で「DI」は「ディーアイ」と呼ばれます。
(上掲、島村楽器 Digiland)
なるほど。アンバランスは安価だが、ノイズに弱い。バランスは(2本のラインで通信していて、逆位相ラインにも同じノイズが乗ることで、打ち消しあって)ノイズキャンセルできるが、機器によっては受け付けないこともある。
あらためて、ケーブルの確認。
付属説明書は英語のみなので、「ありゃ」と思って四苦八苦して読み進めても、
High-qurity 3.5mm cable
を音源機器-3.5mmAUX input と3.5mm outputーヘッドフォンアンプに繋げ、ということしか記載されていない。
ここで云う"High-qurity"って何だろう?と思ってアマゾンの商品紹介を再確認すると、input側は、
オーディオ入力:TRS /オーディオジャック
(アマゾン商品紹介)
と明記されている。ただし、
使用説明
スマホプレーヤー/ MP3 / CD / DAC /コンピュータオーディオソース→3.5mm / RCAオーディオケーブル→NS-10Pプリアンプ→3.5mm / RCAオーディオケーブル→アンプ/ヘッドフォンアンプ/アクティブスピーカー(アマゾン商品紹介)
とある。
ここで、『RCA』をおさらいすると
要は、1ケーブル1ラインのことらしくて、この場合、黒のモノクロ線のことである。RCAじゃないケーブルは、いろいろな色がある。購入したものでは、シルバーとオレンジ。
👇1ケーブル1コードとやったら、どうも違うらしい。線は断面が大事。
ケーブル/コード/ライン
ケーブルとコードの違いとは?意外と知らない区別を解説 | LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット
仕様と使用(例)をムリクリまとめると、mono/3.5mm/balanced(2本ライン:3極プラグ)ケーブル、ということになる。
output側は、
オーディオ入出力:標準3.5mm
(アマゾン商品紹介)
となっている。どちらでもよいのだろうか、と思ってもう一度👇を読んでみると。
一般的なイヤホン、ステレオヘッドホンで使用されているプラグは3極なのでバランス方式? と思いがちですが、ヘッドホンでは2つの異なる信号(ステレオ信号)を受ける必要があるので、実はアンバランス駆動です(高級ヘッドホンにはバランス駆動タイプの製品もあります)
(上掲、島村楽器 Digiland)
そうか。いや、知らんけれど。
さて、サブミキサーの方は大丈夫かな?ということで。
👆イヤホンの片方からしか聴こえないヒトが困っている。消費者どうしで教えあうのだが、どうも辿り着けそうにない。
👇どうもこれらしい。
👇反対の変換もあるので、要注意。なぜか、コチラの方が、若干高い。
👇は変換プラグじゃないけれど、これでダメなのかな?
サイトの説明では、
プラグ:1/4 in TS - 3.5 mm TRS
(アマゾン商品紹介)
となっている。ここで"in"とはインチのことで、なぜ急にそこだけアメリカ人向けになるのかと思って検索したら、Hosaはアメリカのメーカーだっていうね(日本の輸入代理店もある)。なるほど。要は、6.3mmなので、ベリンガーのアウトプットに繋げられる。ちなみに、ここでも、TRSとStereoがごっちゃになっている。
たぶん、自分と同じような素人の方は、「変換プラグ」で探しても、プラグの径の変換ばっかりヒットして、なかなか辿り着かないのだろうと思う。検索ワードが大事で、ステレオ/モノ(ラル)、バランス/アンバランス、TS/TRSを英語でも検索をかけてみるトライが必要になる。日本語と英語のどっちで引っかかるのか、わからないからだ。アマゾンは比較的に検索がかけやすい(部分検索な)ので、おおむね大丈夫だが、素人には10分の作業が長く感じるものなので。
👇 ややこしいのは、商品紹介で、『Stereo-Balanced変換』と銘打っていること。
コレは、3極/3.5mmー4極/2.5mmの変換プラグ。スマホ、タブレットPCのBalancedとオーディオ機器のBalancedを繋ぐのだろうか。
さいごにスピーカーケーブル。
パワーアンプからの出力は大きな電流なので、当然スピーカーケーブルはもそれに耐えうるように太めの芯線が使用されています。インピーダンス(交流抵抗※関連記事参照)も低いのでそもそも「ノイズに強い」部分。したがって通常シールドもされていないアンバランス伝送となります。
(上掲、島村楽器 Digiland)
確かにスピーカーに繋げるのはRCAで、赤黒と白黒の2×2本のコード(単純被膜銅線。二重被膜じゃない)だ。黒はモノクロ、白はステレオ左、赤はステレオ右。
なるほど。
HTX-11で『モノラルモード』だと左右のスピーカーからしっかり音が出るのは、モノラルも繋げているからなのか(『ステレオモード』にしても片方からフツウに聴こえ、もう片方のスピーカーから若干音が聞こえる)。
これ以上のハナシとして「疑似バランス」ということも実装できるらしい。
しかも、界隈を形成するほどに、そのハナシはにぎわっているらしい。
👇自分でつくっちゃうすごいヒト。先は長い
取扱説明書を基本テキストとして、サイトの説明など、補助資料をノートしておかないと、素人にはキツイということがわかった。サイトの説明は、メーカー或いは取扱業者の「中のヒト」によるわかっている説明なので、或る程度安心。
特に外国製品は取扱説明書の説明が簡易なので必須かな。
".jp"の作る、日本語の取扱説明書は、懇切丁寧で、そのままオーディオ機器の勉強になる。基本の基本から説明してくる。消費者の気質だろうか。技術者の気質だろうか。どちらがよいとも言えないが、外国製品を購入するときには、バイタリティーが求められる。