長嘯。洋の東西を問わず「ほえる」のがひとつのテーマだったりする件

これだけ好き勝手言ってきて、肝心の漢詩が本当にしょうもなかったなら、困る。
いやそのときは、面目ないと頭を下げるだけだが、そもそも大した面目などない。

どれも参考になる。 

漢詩『人虎伝・山月記』(偶因狂疾成殊類〜)書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説

中島敦の山月記の中にある漢詩の書き下し文と現代語訳をおしえて... - Yahoo!知恵袋

山月記・漢詩 現代語訳・書き下し文・読み方

問題文中に設問の答えは必ず書かれていると叩きこまれた受験生よろしく、詩で名を成さんとして果たせなかった李徴という小説の設定だけに頼って、「りっぱな詩歌を吟じる」とか「苦しみを訴えようと」とか解釈するのは、どうかと思うのである。
(『漢文スタイル』P225~,齋藤 希史)

「長嘯」とは?―中島敦『山月記』の漢詩の意味 - 達而録

「嘯」について―齋藤希史『漢文スタイル』より - 達而録

 素晴らしい。

 

これで、『山月記』は、誰の所為かは知らないが、まともに読まれてこなかったことが明らかとなった。

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