艦上と艦載

まったく知りませんよ。

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これが昭和16(西暦1941)年。著者の佐藤光貞という方が何者なのか、よくわからない。
東亜公論社と中央公論新社は違う。
子どもに人気の、物語を織り込んだ、語りもの形式の「科学読本」。
ただ、海軍のお墨付き

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これが昭和19(西暦1944)年。著者の土屋賢一という方が何者なのか、よくわからない。
みたみ出版もよくわからない。
この本は、出版の沿革がないので、どういう筋から出版されたかもよくわからない。

むしろ👇の類かも。

 

海軍が準公式に飛行機には「艦上機」と「水上機」があると宣っているのだから、それでいいのではないかと思う。でどうも「水上機」→「艦載機」となったらしい。

 

 

好い時代である。「八紘一宇」も「のぐそ」ももはや一緒となった。

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あ、便所だ。

そう考えると、元寇での「糞尿弾」はそれなりに合理的だったと言える(自分の希望では、それが、厠で採れた硝石採取の実験であって欲しい。硫黄はあったが、硝石は採れなかった。「煮詰める」のではなく「天日干し」だったんだね、近いような近くないような、いや決して近くはないかーハーバー・ボッシュ法)。


硝石製造の歴史。古土法、培養法、硝石丘法。硝石丘法はナポレオン戦争の前後なんだね。やっぱり始終戦争してないと、「うんこのミルフィー」というおフランスな発想も生まれない※。ちなみにルソーもうんこ好き。
投擲はサルでもできるなんて、偏見は遺憾。1000年早かっただけなんだよ。

日本のような湿潤多雨な地域では天然では得がたく、おもに人畜の屎尿を原料にして、バクテリアによる酸化による生成を人工的に導く生産方法が工夫された。

硝石 - Wikipedia

また、何十年かたった古民家の床下の土を集め、温湯と混ぜた上澄みに炭酸カリウムを含む草木灰を加えて硝酸カリウム塩溶液を作り、これを煮詰めて放冷すれば結晶ができる。この結晶をもう一度溶解して再結晶化すると精製された硝石となる。この方法を「古土法」といった

硝石-Wikipedia

五箇山では、自然の草(ヨモギ、しし独活、麻殻、稗殻…など)と、蚕の糞などで製造する「培養法」を使って、より多くの塩硝を製造した。

五箇山 - Wikipedia

なお赤字強調は引用者。そう言えば、アリストテレスも生命が生まれる汚泥の存在を認めていたから(科学的には誤りだけれど。)土とうんこをいっしょくたにするくらいは、大したことではない。見た目近いよね。

五箇山には氷室小屋もあったから、日本人が、「うんこのミルフィーユ」に気づいても全然不思議じゃなかったんだよ。だって、「氷のミルフィー」は、実現していたんだから。反対に能登の方に出れば塩田もあったし。要は、すごくオーソドックスなんだね(ちばみに、能登の先には舳倉島もあって、大陸の銀相場があった)。だから、戦争もなくなって、そんな必要を感じてなかったってことだね。
密貿易に関しては「海の百万石」が有名だけれど、越中の薬売りと薩摩藩の交流を考えると、実は、加賀藩は、海路も陸路も押さえていたというね。たぶん、修験道の山路も。たぶん単純にやる気がなかったんだな。

よく「兵站」から兵の損耗が語られるが、そもそも、戦前は「ウィルス」(例、スペイン風邪)もよくわかっていなかったから、よく死んでたからね。
煮詰めてウィルスがどうなるかわからないが、「寝られない」のは、実質夜襲と似たような効果があるので、悪くないよね。つまり、損耗率の単位が「1人」だとわからないけれど、これに稼働率を掛ければ、例えば、睡眠不足と栄養不足で、20パーセントほど低下させても、有効な戦術なんじゃないかな?本当の「殺し合い」では弾が尽きれば石を拾って殴り合うわけだから(日露戦争の話だけれども)。

日本人の美的感慨の特徴としてものすごく「勝負」に拘るんだよね。

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吐いているこのひと、もう死んだな。
日本人の場合、糞尿が大量生産できず、貯蔵技術もなかったことから(糞尿が貯蔵されるようになったのは、江戸時代?※)、→屁のファンタジーに移行したことであって。

独逸人は「空気から」だったけれど、なぜ日本人は「屁から」になったかね?(近いような近くないような、いや決して近くはないかーハーバー・ボッシュ法

GodとKAMIの違いはここにある。
被造物観の違い。

※日本の黒色火薬製造の歴史において、五箇山/白川郷金沢城ルートがあったんだけれど、製造の天井があったらしい。江戸時代が300年持ったのは、貨幣と火薬の点で、有利だったからじゃないかね。密貿易なしに一戦交えるための火薬を準備するのが100年単位になっちゃうからな。