『インセル談話』と云う語法

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この方は弁護士でしょうか。私は素人ですけれど、この際、勉強させていただきます。

インセル漫談』

そもそもインセルとは何か。インセル - Wikipedia
そうすると、2つのテーマが横たわっていることに気づく。

  1. 政治学上の問題
  2. 法学・法律学上の問題

それぞれ、中心のトピックは、

  1. 中間団体の是非
  2. 慣習法の是非

であり、それらトピックを形成するロジックを担うことが期待されるのは

  1. 人権の実現
  2. 自由心証の実現

そのアウトライン(外延)を画する語彙は

  1.  
  2. 架空

これらの前提となっているのが、セクハラ法制における団体自治で、その解釈の基礎となる条理だろう。

すなわち、「団体の悪」と「個人」を見極めたうえで、それを「裁く」とはどういうことかを問うている。
こう考えると、『インセル漫談』とは、暴走族を「珍走団」と呼んだことに近い。

「コレ、完全にあおってる」 福岡警察が暴走族を挑発した『ポスター』がアグレッシブ! – grape [グレイプ]

そう言えば、「チンドン屋」の語感に近い。チンドン屋 - Wikipedia

チンドン屋で茶化すか皮肉る他ない。

http://www.navs.jp/nl/nl_51/nl_51_all.pdf

もちろん、👆の事例は、業務を請負ったチンドン屋自身の意思と関係がない。
むしろ、この「関係のなさ」が、つまり、人間の内面的本質からは中立であることが、事例として参照されるかもしれない。

暴走族の「暴」と「族」を「珍」と「団」に変えたのだが、「インセル」はそもそも「団」であるところ、その話柄に注目したのだろう。

ある発言が会話の順番交替(下記の項目参照)上のどの位置で、どのようなデザインで発言されたかということの詳細

会話分析 - Wikipedia

もう一度Wikipediaで「インセル」を見てみると

インセルのフォーラムにおける特徴的な論点としては、憤怒怨恨人間不信[4]、自己憐憫自己嫌悪[7]、女性嫌悪人種差別、セックスに対する権利意識や性愛がうまくいっている人々に対する暴力の是認などが挙げられる[8][9][10][11][12]。

インセル - Wikipedia

赤字強調は引用者。
こういった感情に重みづけされた語彙が、

私たちは普段そうした細かな事柄を、ほとんど意識することなく、しかし繊細に使いこなして会話を組み立てている。

会話分析- Wikipedia

どうシステマティックに変遷したかを分析するらしい。

暴走族が「族」であるのは、動機を凝集する系列性(上意下達に動機に意義を与える。それがデフォルメされた意匠に表現されるが、程度を上下関係に応じる「分際  class 」から忖度する公的自己意識 public self-consciousness が求められる。)に着目したのだが、『漫談』と揶揄する対象として、動機をネットワーク化する互酬性(動機に意味を与える。それが語彙に試行的な逸脱を施すことで外延を応酬的に形成する、挿話的な会話のすり合わせを通じて、私的自己意識 private self-consciousness に対してその限界を画策乃至克服する「勇気」を内面化し、『注意が自己に向けられた状態を表す公的自覚状態(self-awareness)※』を介するがゆえに「誇りを取り戻す」承認機能を果たす。そして、語彙の「経済取引」であるがゆえに、流動性が枯渇してー会話が停滞するー場合の豊富な語彙を蓄えたメンターの役割が重視される。)に着目したのだろう。
自己意識 - 脳科学辞典

仮に、、こうした理解の下にあるならば、係るフォーラムを形成する(ネットワーク)閉鎖性と(ネットワーク)開放性に鑑みるならば、兆候を捉える「科学性」から団体の「悪」とみなす「団体認定」と「規範制度」の関係が注目されるのである。

  • そもそも言葉尻を捉えて「存在」の評価をしてよいか
  • その評価を直ちに全規範※に対応させて良いか

を考えたときに、法規範上は団体自治に付する問題であるとき、社会規範として直ちに作用させるべきか、裁判規範を模した形式上の「社会規範」(明示的な自治ルール)を設置すべきかの問いを踏まえて、後者に棹差すのが、このたびのオープンレターであって、『リンチ』と非難するのは敢えて前者に解釈する企図であるが、幾分拙い文面であったことは否めないだろう。

 

※行為規範・社会規範、法規範、裁判規範

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