くずし字データベース検索(ひらがな(変体仮名)・カタカナ・漢字) | 日本古典籍くずし字データセット
功 過 自 知 録 大 意
人の 世 にある、 貴 も 賎 も、 君 親 をうやまひ、 兄弟 を 親 しミ、 妻 子 をむつまじくし、 親 類 縁 者 眷 属 をめぐミ、 朋 友 をいつくしミ、 困 窮 の人を 扶 助 し、身を 謙 り、心を 正 し、ふして、 我 が 行 跡 をつ々しミ、そのつとむべき 家 業 を 大 切 に 守 るべきなり。 左 ハあれど、其 身 に 應 じ 願 ひのぞミ 多 きもの也。 或 ハ 官 位 にのぼり、 俸 禄 を 加 増 して、 家 門 をかヽやかせんと 願 ひ、 或 ハあながちに、 財 宝 をのぞみ、 世 継 をもとめ、又ハ、 親 類 の 疾 病 をかなしみ、 知 音 の 困 窮 をすくハんと思うもあれども、 種〻 の
「徒々しミ」を「つゝしミ」とせず、「つ々しミ」とした
電子くずし字字典データベース 「々」(室町時代)- 検索結果一覧
電子くずし字字典データベース「云々」(室町時代) - 検索結果一覧
多音節「」(イフ)「」(こと)「()」(なり)は出ている。
『功過自知録』答え合わせ。あったんだね、「解答」が。気づかなかった。
無駄に苦労しちゃったな。
元にしている本が違うのか(写本なのか)、踊り字の規則がまた違うというね。
「しゆしゆ」は「しゆじゆ」なんだけれどね。
悩んでいた二か所「玉」(誤り「ゐ」)、「明らか」(誤り「あおらか」)がわかってよかった。
そうか。「玉」は気づかなかった。「あおらか」は「あきらか」じゃないとそれは変だろうとは思ったんだけれど、
IIIF Curation Viewer「餅菓子即席/手製集」
これがまた読めないのだけれど。
「故に出来ふ出来ハ べけれど無下にそのことならざるハなし。ためして乎仕法を考え合わせ ふべし。すべて製法の具ハ平生のありふれたるそのミにして異なること し。されど婦人小児のこころをなぐさめんと 聊 画 図 に乎おもむきをあらハす 而 己 」
く
バ
は(くハ)に濁点なので、「が」。「而」は正式には「迺」じゃないかと思う。
見つけられたのがこれくらいだったので、もしかして当時そういう表現あったのか?と思った。「あお」(青)と「あを」(青)の区別があるなかで、「あを」だと「未熟」の意味になって、果物が「青い」と通じるなぁ、と思う一方で、「青天」の「あお」は「清」に通じる何かあったのかな?と想像を働かせていた。
さんざん悩んだけれど、「玉」は出てこなかった。
確かに、「玉」だな。
癖のある字をよく読めた方だな。古文書講座初級の腕で。そろそろ中級でいいかな。
「。」(句点お入れて読むと、自然と、お経になるよね。
そうか、坊さんは、この句点を意識してなんか読んでいたんだなと思った。
「ええ声」かどうかしか意識してなかった。声質とリズムがよくないと、あの時間結構辛いからね。